LEAD社のS-12という手ごろなサイズのアルミケースがあります。Amazonで@521で送料620円 。合計で1,100円を越えます。
しばらく悩んでましたが、自作することにしました。
自作は、自分の希望通りの大きさにできます。材料は物入を捜すとおそらく見つかると思います。
ただ、問題なのはこの暑さの中の作業です。1,100円払った方がいいんじゃないか。
いやいや、やると決めたんで自作します。1.2ミリ厚みのアルミと同じく1.2ミリ厚みのアルミアングルが見つかりました。
大まかに説明すれば、コの字型に曲げたアルミを上下から合わせる形。両端部に板を当てがって、片方はRCA端子を4個取りつけます。
材料を切り出しました。幅50、高さ40、長さ90ミリのケースを作ります。
ケースは片方、すでに折り曲げています。これはホーザンの折り曲げ機を使いました。
黒いベークのRCA端子。これはメーカー製のアンプから取り出したもの。役に立つことがあるもんですね。
このRCA端子を出すために、リーマで穴を拡大しています。Φ12程度までの丸穴はリーマで拡大していきます。
リーマはぐいと押しながら、時計の針方向に回して、穴を大きくしていくのです。
しかしながらリーマの剛性で、このままではアルミ板が曲がってしまいます。
よって簡易バイスに挟んで固定しました。被加工物は固定するのが基本です。手で押さえていても無理があります。
この写真もそうです。アルミアングルをワークベンチの角に突き当ててC型クランプで固定しています。こうして動かさないようにしておけば、正確な位置に穴が明きます。この場合はハンドドリルが必須です。
加工には、ワークベンチ、C型クランプ、簡易バイスがあればまず大丈夫です。
おおお、汗がポタポタ滴り落ちます。全身製塩工場のようです。もちろんポットに入れた冷水を外で飲んでいるのですが、ときどき屋内に入ります。おとうさんシャツが塩を吹いてるよ。何を言われてもかまいません。ただただアルミの切子を室内に持ち込まぬようにドアを明ける前にズボンをパタパタやるのです。
夏にアンプを作るというのはこういうことなのです。今日は37℃ありました。
黒ベークのRCA端子。このままでは外形が大きいのでカットします。このケースに取り付けるためのΦ3穴をすでに明けています。片側の外形をカットしました。反対側もこれからカットです。
なんとか収まりそうですが、穴が少しいびつです。あとからきれいな穴が4個揃うように、丸ヤスリで調整します。
こんな感じで、アルミアングルの側面に穴をあけて、上下のケースと固定させます。上蓋側のネジはΦ3のネジを切ってドライバーで着脱可能にしておきます。
残念ながら今日はここまで。時間が無くなりました。
明日は夕方、大阪に向けて出発します。2時くらいまでに、このMCトランスケースと板シャーシの加工を終えたいのですが、どうでしょうか。