怖いですね。
もしかして、あなたもオカルトに取り込まれているかもしれません。
一度太陽のもとに出て、体に日光を当てた後、歯磨きでもして冷静になって振り返るのもいいかもしれません。
オーディオの世界に迷い込んで、信じ込んでしまうオカルトをピックアップします。
冷静にご自身を見つめ直してみてください。
1.300Bオカルト
300Bという名前が印刷してある真空管なら絶対にいい音がするはずだ、と信じ込まされている状態。手抜きで作られた怪しい国で作られた300Bでもこの上なく、情報量が多く、柔らかい音がすると思いこんでいるオカルト。
甚だしい場合は、300B用のコンデンサー、300B用のトランスなどの枕詞で、ふらふらとパーツを買ってしまう症状。
対処方法は、英国製ムラードEL34を使った、しっかりしたアンプの音をずっと聴いてみること。これでも気が付かない場合は、残念ながら打つ手なし。
2.〇〇式作動アンプオカルト
この回路形式のアンプなら、どんなアンプでも絶対にいい音がすると思い込むオカルト。挙句にラックスA3500はひどい音がするアンプで、この回路方式にすれば見違えるほどレベルが上がると、ネットオークションでのたまう状況。
対処方法は、他の形式のアンプを複数台聞き込ませるブラインドテストを行うこと。客観的評価グループの中に入れて他人の意見に耳を傾けさせること。どれもそれぞれよい音がすると分からせること。
3.コードオカルト
数万円のコードは100円のコードよりも、100倍以上いい音がすると信じ込んでいるオカルト。
症状は、音の変化が音のレベルアップと信じ込んでしまっており、お金をつぎ込んで、音を変化させれば、間違いなく良い音になっていると信じ込んでしまっていること。
対処方法は、100円から200円、1000円といくつかのコードを並べてブラインドで聴かせること。
4.ヴィンテージオカルト
あの年代のM社の#7なら無条件にいい音がするので、大枚はたいてもかまわないと思い込む症状。対処方法は、近代の高音質のアンプの音を聴かせること。でもこれは効果なしでしょうね。効果がないから、今でも世に憚っているのでしょう。