24日に配線が終わりました。
フリッカーノイズが出ていますが、もう普通に鳴るだろうとシステムにつなぎました。
温まって気づいたのはウーンというハムがでること。120Hz程度です。
しばらく聴いていたのですが、曇ったままの音で、レコードも時々きらめくような音がでるのですが、すっきりしません。
音を止めるとハムが気になります。100Hz前後の音域がハムによりマスクされているのでしょうか。
このままでは実用レベルにないと判断してハム退治を始めました。
各段のノイズを確認するとどうも最終段からフリッカーが出ているようです。最終段の入り口のグリッドにはノイズが全く発生していません。
プレート電圧を落としたり、危なそうなところの単線をシールド線に変えたり、それでもだめならと、違う回路に組みなおしたり、NFBをかけたり、カソードフォロアに変更したり、全てのパーツも取り替えたりで、3回路くらいこの3日間でトライしました。
やっぱりフリッカーは除去できません。頭が混乱してきました。
今度こそと組み直しても、フリッカーは消えません。このときの落胆と失望感。まるで何かに祟られているような気さえしました。
これは部品不良でもなければ、回路の不良でもないようです。
状況不良です。何かがよろしくない状態。
球を変えてもパーツを変えても、回路を変えても改善しない。
さて、ここまでで触っていないところがないか探しました。
あ、ありましたヒーター回路です。
ここは触っていません。もうここしか考えられません。
今回は直流19Vで、6.3V0.3A状態(2本のヒーターを並列で点火)にして3本直列にしています。そしてもう3本を並列にしているのですが、過去この点火回路を試したことがありません。変則と言えば変則です。
なので12.6V0.15Aで6本を並列点火することにしました。トランスのヒーター巻き線は15V1.5Aです。
15V をブリッジ整流すると19Vになるのですが、これを12.6V程度に落とします。手持ちにドロップ用のセメント抵抗がないので、発注をかけました。5W のセメント抵抗ならありますが、実際は消費電力が4W 程度になります。セメント抵抗に80%もの電力負荷をかけるとすごく発熱します。
なので10Wのものを発注しました。届いたらまたトライです。それでノイズが消えなければどうしましょうか。
全く別の回路で組み直すのもいいですね。また報告します。
もうプリアンプは作りたくなくなってきました。