やはりスランプです。家族の掃除をしなさいという、無言のプレッシャーもありシャーシ加工に移れません。

 

なので、昨日は玄関廻りと、風呂の排水溝の掃除をして、夜にDA30PPアンプをすこし弄りました。

 

完成当初から整流管は5V3A管のGZ37/CV378を挿していました。

なぜ欧州直熱整流管を挿さなかったか。それは5Vのヒーター巻線から4Vに落とすためのドロップ抵抗が手許になかったからです。

 

 

シャーシのインレタはAZ50なのですが。

この球は10年以上前まで安かったのですが、だれかが記事で使ったせいか、急に高騰しはじめました。

 率直に言ってわたしは、それほどすごくいい音がするとも思っていなかったので、高騰が苦々しい気分です。

 

先日福岡のカホパーツに言った際に、フィラメント電圧ドロップ用にセメント抵抗を買いました。10W0.33Ωです。電流は3Aで電圧を1V落とすので1÷3=0.33です。

 この抵抗には実際は3×3×0.33=2.7Wが消費されます。10Wなら容量的には大丈夫ですが、それでも結構熱くなります。このアンプのシャーシ内は発熱体ばかりです。

 

AZ50は手持ちが6本。個体ごとに出てくる電圧が違います。一番高いのは470V。低いのは445V。高いのから2本選んで使うことにしました。DA30の最大プレート損失は30Wですが、上記の条件でも21W程度に収まっています。

 

 ソケットと配線の変更が終わって、フィラメントの端子を測るとちょうど4Vになっていて一安心。

 

そしてアンプに挿してみました。

 

パイロットランプの赤い色がきついので、手で隠して撮影。文字通りAZ50になりました。

 

音は、クリアになりましたね。いわゆる傍熱管から直熱管に変わったそのままの印象です。

実は現在マルチアンプシステムは低域にEL34PPアンプを持ってきて、DA30PPは中域のドライバーを駆動させています。

 

ピアノも鮮度が高くなりました。しばらくこのままのシステムで聴くことになると思います。

 

ひとつの懸案事項が解決しました。