先日次男(14歳)が、お友達と一緒に映画へ行ってきました。
本人は何を見るかは現地に行くまで知らずじまい。
後から聞いたら、誰が選んだんだか「47RONIN」

ドイツでは一人で見る場合は12歳以上観劇許可です。

浪人の話でしょ?
派手な「ちゃんばら」があったんだじゃないかしら?
私はまだ見たことないし知らないしどうだったか聞いてみたところ、
あっちこっちと切られたり、血が飛んだり・・・。
もちろん、首も・・・。

そんなことはこのごろの映画ではあまり珍しくない?!ようですが、彼のお友達が最後まで理解出来なかったのが「切腹」。

で?あなたは、なんで浪人が切腹するか、分かるわけ?
と言う問いに、

もちろん。だって「Shogun」(昔懐かしい三船敏郎の出演した「将軍」シリーズもの。我が家ではドイツ語吹き替え版DVDがあり、それを一家で何回か見た。)とかさぁ、トム・クルーズ出演の「ラストサムライ」とか見れば、「切腹」が日本の大事な文化だというのは分かるよ。

というお答え。

我が家には旦那の趣味でDVDが山ほどあります。見たくないものも「これは内容がいいから」とか、「時代を理解するのにいいから」などの理由で鑑賞に一緒に付き合わされるのです。
普段はそれがすごく嫌なのですが、でもやっぱり他国の歴史や文化を理解する上では役に立つのかもしれません。
これだけグローバルな世界になっても、まだまだ理解できない他国の文化。得に武士道関係などは子供にとってもは言葉だけでは本当には理解は無理でしょう。

実際に帰りの電車の中で、どうしてあそこで「はらきりしちゃうんだ?」と電車の中で盛り上がったそう。説明をしてあげても次男の言葉ではみんな???


今回の映画を見た中で次男だけが表面の画像だけじゃなく、その内容も理解して帰宅したようでした。

先週日曜日に次男がピアノでコンクール地区大会に参加。
12歳~13歳グループは上手な子供たちがたくさん。
次男は頑張ったかいがあって、州大会へ進出しました。

とりあえず一段落したので、次男に今一番何をしたいか聞きました。
次男うーん、おもちゃ屋さんへ行きたい!
おもちゃ屋さんかぁ・・・。じゃぁ、明日の午後は街へ行こう!
ついでに次の曲(ベートーベンソナタ)の楽譜も買いに行かないといけないし。

街では用事を初めに済ませようと楽譜屋さんへ。
そういえば、ずっとまえに何か買いたい楽譜があるとか言ってなかった?
次男えーっと、あ、そうだ、魔笛のスコア!
それを聞いた定員さんがすかさずにミニ版を出してきてくれました。
ミニ版といってもA5版で4cmほどの厚さがあり、値段も4000円ほど。
予定外だったけれど、まぁいいや、楽譜はあまり気にしないでお金を出してしまう私です。(あとから次男は気にして1000円ぐらい私に手渡してくれました。)

そのあと歩行者天国にある数あるデパートのおもちゃ屋さんを梯子しながら、ぶらぶらとショッピング。ぬいぐるみを見たり、レゴを見たり、もちろんゲームソフトは描かせません。でも結局ほしいものは見つからず、帰宅。

帰宅の電車の中で魔笛のスコアを出して眺めていた次男、
初めてスコア譜なるものを手にして、
いろいろと事細かく記載されているのを読みながらな興味深そう。
家に返ってからCDを聞きながら楽譜を追っていたら途中でいきなり大笑い。にこッ
タミーノがまだ見ぬパミーナを思いながら歌う歌詞を読んで、
「ひぃぃ~、モーツアルトってまったくコメディアンだよ!こんな過激な歌(歌詞)にきれいなメロディーをつけるんだもん!!!」

そうだよねぇ全部ドイツ語だから、理解出きるとオペラも楽しいねぇ。
ますます魔笛に魅了される次男でした。
クリスマス直前、ファミリーイベントでゲルギフ指揮のストラヴィンスキーコンサートへ行ってきました。

プログラム
Strawinsky
"Symphonies d'instruments à vent" (Symphonien für Blasinstrumente)
Strawinsky
"Les Noces" ("Die Hochzeitsfeier"), Fassung von 1923
Strawinsky
"Le Roi des Étoiles" ("Der König der Sterne"), Kantate für Männerchor und Orchester
Strawinsky
"L´Oiseau de Feu" ("Der Feuervogel")
 
Iringa Vasilieva, Sopran
Olga Savova, Mezzosopran
Alexander Timchenko, Tenor
Ilya Bannik, Bass
Valery Gergiev, Dirigent
Philharmonischer Chor München, Einstudierung: Andreas Herrmann

相変わらず呆れるロシア政治に一部のミュンヘン市民が怒り心頭している昨今。
プーチンからメダルをもらったり、ロシアの同姓結婚禁止条令にゲルギエフがなにも発言しないことに腹を立てている人々が会場前でデモ。
「芸術と政治はつながっているんだ!何か言え!」と訴えてました。

何か言えば叩く、何も言わなくても叩く、
この地にはそんなへんな人種が多いなぁ、とこのごろよく思います。
デモしたがる国民性なのかしら?
私が無関心なだけ?
などなど、会場へ向かいながら考えてしまいました。
幸い、私たちが訪れた金曜日はコンサート最終日(水・木・金と同プログラム)。さすがにデモはやってませんでした。

そういえば、木曜日の夜には
「人種、性別で不公平になるような決まりごとは遺憾だ」みたいな文書を発表したというのもデモが収まった理由の一つでしょう。

さて、会場に入ると目にいきなり入ってきたスタインウェイグランドピアノ4台、舞台の上にふたを外した状態で鎮座しています。その回りにはティンパニー、シロフォン、大太鼓、小太鼓などなどが並んでいるばかり。"火の鳥"目当てだったので、他の曲を調べもしていかなかったため、いきなりの編成にびっくり。ここでなぜか期待度がぐんとアップ

満席では無かったものの、一番上まで人が入っています。

一曲目、"管楽器のためのシンフォニー"。
いきなり「ビチャァ~」という潰れたような不協和音で始まりびっくり。うぇぇ、リズムもなにもかも難しそう・・・、と思っているうちに終了。

二曲目、"結婚(興味のある方はこちらへ)"これはバレエ曲なんですね。
英国ロイヤルバレエ団のレパートリーだとヴィキにありました。
編成がとっても面白い。
パーカッションとピアノ4台のみ合計11人が音楽担当。
あとは四声の混合合唱、とソロのソプラノ、メゾ、テノール、バスです。
その四声混合がものすごい人数でした。
女性パートが二列、その後ろ男性パートが三列。舞台の半分以上を締めます。

ソプラノから始まったこの曲は最後まで緊張感が継続。
とにかく合唱の人数が多いのに、割れるようにうるさい音にはならず、音に重圧が増し聞いている方は鳥肌がぞわぁぁぁ、と立ちます。
ピアニストが一度に動き出す様子といい、歌とパーカッションの混じり合い、途中鳴らされる鐘の音などなど、最後までひっぱられるピーンとはった空気に圧倒されました。これぞ生で聞く醍醐味。
興奮のなか休憩へ。

休憩のあと、
男性合唱とオケの"星の王”があっと今に終わり、火の鳥。
今回はホルンの活躍に大拍手。
上手な金管だとオケが安定して聞こえます。
そしてなにより、ミュンヘンフィルってこんなに厚い音が出せるんだっけ?と関心。これは指揮者ゲルギエフの腕によるところなんでしょうか。楽団全員が一致団結、緊張感をもって演奏したからかもしれない・・・。とにかく音の出だしのずれもなし、パシ!と決まるところがすばらしい。

こんなプログラムはゲルギフだからやらせてもらえる?
2015年からミュンヘンフィルの常任指揮者になった彼、
どんな曲が飛び出すのか、興味津々です。
5月にマリンスキーオケを引き連れてコンサートツアー。
そこでもストラヴィンスキー、今度は春の祭典。
もちろん、チケットはゲット済み。

ティーレマンが去ったときはちょっと残念だったけれど、これから数年、違った方向へ行きそうなミュンヘンフィル、楽しみになりました。