Raspberry pi5 緑点滅4回の起動せずからの復活 | zweisteinjpのブログ

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組込み関係の自作や趣味の音楽関係についてが主体に気ままに書いていきたいと考えています。
好きなミュージシャンはアランホールズワースで、音色やフレージング含めて気に入ってます。

Raspberry Pi5はNVMe SSDをサポートしており、ストレージのアクセス高速化がかなり期待出来ます。

早速トライしてみた訳ですが、はじめに大失敗しました。

Raspi-configでブートオーダーをMicroSDからNVMe SSDに切り替えることをやったのですが、その前にNVMe SSDにシステムを入れるのを忘れてしました。

Raspi-configでブートオーダーを変更するとRaspberry Pi本体側でEEPROMの設定値を変更して起動順を変えますが、EEPROMに書き込まれてしまうと必ずNVMe SSDを起動時に見に行こうとしてしまいます。

そこで空のシステムということになると、

「緑色のACTライトが4回点滅する場合は、コード「start.elf」が見つからなかったことを示しています。 Start.elfは、ブートフォルダの先頭にある関数です。 この機能が見つからない場合、RaspberryPiは起動しません。」

ということに陥ります。MicroSDをRaspberry pi imagerから新規で作り直しても起動しないので相当焦りました。

それにググっても出てこないので手詰まり感も出てきましたが、Imagerにもしかしたらヒントがあるかもとチェックしてみたらありました。

Misc Utility Imagesというオプションです。これでブート設定を初期化することが可能になります。自分がやったのはMicroSDにこの設定を書き込んでラズパイを起動させます。緑の点滅が連続的に続きます。最初はシステム起動するかと思ったのですが、これはブートを初期化してくれるだけのようです。

その後、ブート初期化のMicroSDを抜いて再起動させるとシステムが復活してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

続いて、NVMe SSDにシステムを入れてからRaspi-configを実行してブートオーダーをSSDに変更して起動するとようやくシステムが期待したように動き始めてくれました。結構苦労したのでベンチマークを実行してみてかなり凄い数値が出てもホッとしたくらいの感動しか出てこなくてシステム復旧出来た安堵感の方が今のところ大きいです。

 

今回入手したNVMe SSDをマウントするHATはGPIOが使えるのでCAN通信も今まで通り動かすことが出来ております。

でも純正のケースにはどうやら収まらないです。ネジを基板の下からしめていくので、純正ケースの出っ張りに入らなくなりました。

 

 

ベンチマーク結果はUSB SSDの時とは桁が違うレベルに達しています。

 
Raspi-configでブート順を変更する前に起動メディアの方にちゃんとシステムを入れておかないと危険なので、出来ればRaspi-configは設定後に半分自動みたいに再起動しようとするのではなくて、起動メディアにシステム入っているかどうかの確認を則すような仕組みにしないと自分みたいに失敗する人はそこそこの確率で発生してしまうだろうなと思いました。