いよいよ真夏の猛暑地獄が牙を剥き始めましたね。
職場もカシマもエアコンがないので、気休め扇風機のみで乗り切っている訳ですが、痩せ型なので暑さにはかなり強い方ですけど、この時期は油断すると熱中症にやられるので水分補給だけはマメにしてます。
それでも少し気怠くなる時があるので、少し気晴らしを差し込む事にしました。
国道140号彩甲斐街道。今まで群馬県から秩父まで行ったことはありましたが、甲府まで抜けた事はありませんでした。なので、気晴らしに甲府まで彩甲斐街道をひた走ってみようという事で嫁さんと早朝からお出かけ。
熊谷→花園→長瀞→秩父を抜け、いよいよ山越えに突入。
まずは滝沢ダムに到着です。
重力式コンクリートダムなので、構造的にはよくある形式の物ですが、かなり大きいダムですね、コレは。
幾多の橋脚を設計してきた私でも、この規模は手掛けたことが無いので、エンジニアの方が羨ましい限り。
少しマニアックな話をすると、この雷電廿六木橋は通称「ラーメンピア」と呼ばれる構造で、主桁と橋脚が剛結されています。橋は一般的には橋脚の上に主桁を載せる構造が多く、免震支承という座布団のような物を緩衝材として挟み、コレが地震の揺れが主桁に伝わるのを逃がす役目を果たすのですが、ラーメンピアの場合はガッチリ固定されている為、地盤からの振動が主桁まで伝わってしまう事から主桁設計の際にも耐震設計しないといけないのです。しかも時刻歴応答解析が必要という…。
要は難易度が高いんですけど、設計単価的にはそんなに高くなかった為、経営目線でいうとハズレくじなんです。私もかつてラーメンピアには幾度も泣かされました(笑)。設計自体はとてもスリリングで面白いんですけどね。
少し進むと今度は広瀬ダム登場。
ロックフィルダムという、あの有名なナイル川のアスワンハイダムと同じ種類の構造ですね。
ココは小規模ながら、構造が良く分かる面白いダムですね。
やはり土木構造物はスケールが大きいのでときめきますね。私が土木工学を専攻したのもまさにそれが理由でしたから、間違ってなかったです。
雁坂トンネルを越え、ようやく甲府に到着。
ここは事前にチェックしていたので、早速突入。
和カフェ黒蜜庵きなこ亭さんへ。
桔梗信玄ソフト。美味かったですね。嫁さんはコーンを破壊してしまい悪戦苦闘してました(笑)。
その足で甲府城跡へ。
雲に隠れて富士山は拝めず…。
それより何より、あまりに暑くて長居できませんでした(笑)。
暑さには普段から晒されている私でさえ、流石にキツかったですね。何より直射日光が強敵なんですよね…。心頭滅却出来ていない(笑)。
少し迷うも、ここまで来て行かないわけにはいかんだろうという事で、武田神社へ。
いざ参拝。歴史を感じる雰囲気がありましたね。
武田神社からの武田通り。この通りに山梨大学があり、学生さん達の姿で一杯でしたね。
どうやらこの暑さがしばらく続く模様ですので、為せば成るの精神でやっていこうと思います。
See you !