芸歴16年以上の漫才師を対象にした賞レース「THE SECOND」。
昨日、この第2回の決勝が行われました。
昨年の大会でもそうだったけど、
「M-1」でいいところまで行ったけど優勝できないまま芸歴の壁を迎えたコンビ、
実力は認められているけどなかなか日の目を見なかったコンビ、
テレビではおなじみだけどもうネタの印象が薄らいでるコンビなどなど
勝ち上がったコンビの状況はまちまちだけど
しっかり芸歴を積み重ねているから
ネタを進める上で気持ちにゆとりがあってそれが面白さにつながってましたね。
その中で、唯一2年連続ベスト8に残った金属バットに大いに期待していて、
1回戦は順当だったんですが、
準決勝はちょっとあまりにも“金属バット”感が強すぎたな。
対するガクテンソクも元々好きでどっちが勝ち上がってもいいと思ってて
抜群の安定感を見せて勝ち上がり。そのまま決勝でも絶妙の構成で優勝。
「M-1」に出てた頃から好きで優勝する可能性とあると思ってたけど叶わず、
それでもこの大会で報われてよかったですね。
一方、トーナメントの反対側ではタイムマシーン3号やななまがりを応援してたけど、
どちらも1回戦で敗退。
タイムマシーン3号については、今では「有吉の壁」とかロケ番組とか
あと自身のYouTubeで目一杯楽しませてもらってるけど、
改めてネタへのこだわりがあったんだな、と。
ちなみに、昨年の第1回は大会を見守る立場で松ちゃんがいたけど、
今回はその代わりの位置にくりぃむ有田と華丸大吉がいて、
これもまた絶妙な人選だった気がする。
ちゃんとネタを客観視できて解説もできる(華丸さんはできないけど)、
それでいて決して出場コンビを過度に緊張させることもなく。
やっぱり第1回に続いていい大会だった気がしますね。
初めに書いたように勝ち上がったコンビがいずれもちゃんと面白く、
その中で優勝したガクテンソクがしっかり世間に気付いてもらえるってのは。
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そんな中で悪い方で話題になってたのがCM。
Temuっていう中国のECサイトのCMが流れてたんだけど、
ここの評判がすこぶる悪いんですよね。
安さを売りにしてるけど商品の質が相応に悪いとか、
商品が破損していたとか、物が届かないとか、
アプリではマルウェアやスパイウェアの問題があるとか。
中国のアプリで個人情報やクレジット情報を入力する気味悪さもあるしね。
こんな企業のCMってだけでも知ってる視聴者からするといい気はしないのに、
この内容が女芸人コンビの紅しょうがを起用した
「THE SECOND」としっかりコラボした構成で。
なんだろう、最近不調のフジテレビだから
なりふり構わずスポンサーを募ったってことだろうか。
あるいは日本が嫌いで韓国・中国が好きな局のカラーが出ちゃった?