まだ下がるか | zzzのおっさんのブログ

zzzのおっさんのブログ

ただのんびりと生きています。
好きなことをダラダラ書いてます。

NHKの朝ドラ「虎に翼」。

まだまだ女性の地位が低い時代、さらに戦争も近づいている展開で

重苦しくなる場面も少なくないんだけど、

そんな中でもクスッとさせられたり、ほっこりさせられたりするシーンもあり、

脚本の吉田恵里香さんを筆頭に「うまく作ってるなぁ」と思いながら見てます。

前にも書いたけど吉田さんは「ぼっち・ざ・ろっく!」の構成・脚本を担当しており、

「ぼざろ」のときと同じように展開の緩急が絶妙って感じですね。

 

・・・っていうのを実感したのが「シャイニーカラーズ」の第7話。

先週の第6話があまりに何もなさ過ぎたんですが、

それでもアイドルたちが目指す大会である“WING”に話の軸が移ったら

何かしら流れは変わるかと思ったんですね。

 

 

 変わりませんでした、むしろさらに下がった気がします。

 

 

6話で触れた、WINGに挑む各ユニットの様子を追う

情報番組の密着のVTRの体裁で流れを説明するのはなくはない手法だと思うけど、

ここでもまた各ユニットが順番に紹介される感じで内容が単調。

 

で、これに続けて各ユニットが会話してるんですが、

すでにWINGが終わってその振り返りの会話だったんですよね。

これも決してなくはない手法と思ってて、先に終わってからの会話をやっておいて

1つのクライマックスといえるWINGに挑む様子はこの話の最後に取っておくんだろう、と。

それでも、これまでのキャラの描写やWINGへの意気込みの描写がないもんだから

その振り返りの会話もちっとも響いてこなくてね。

 

そして何より驚いたのが、

 

 

 WINGの様子は一切ないまま終わったんですよね。

 

 

何、あのそれぞれのユニットが薄っぺらく振り返ったのだけで

それぞれがどういう結果だったか思い浮かべろって? 無茶を言うな。

過去、「アイマス」の他ブランドのアニメにおいては当番回でない回であっても、

そのときのメイン格のユニットなり全体曲なり、

何かしらライブシーンがあるとか、少なくとも楽曲が流れてた気がしますが、

今回に関してはそれが一切なし。

それでいて彼女たちがWINGでどれだけ奮闘したかも描かれず。

内容が薄っぺらだけど楽曲とCGアニメーションの丁寧さはなんとか・・・と思ってたのに

いよいよそれすら放棄した感じ。

 

そんなにWINGってもったいぶらないといけないものなのか。

であれば、そこに挑む様子はもっと重厚に繊細に描いて然るべきなのに

それがないままに進んで本番は省略してるもんだから視聴者は「ぽかん」ですよ。

 

このアニメは何を狙いとしてるんでしょうね。

 

・ゲームの「シャニマス」や「シャニソン」の販促だとするなら

 個々のキャラやユニットの魅力を引き出せていない。

 

・「シャニマス」や「シャニソン」で使われている楽曲の販促だとするなら

 当番回での各ユニットの代表曲とOP曲しか使われていない。

 

・アニメそのものを押し出しているなら、シンプルに面白くない。

 

あれか、「シャニマス」や「シャニソン」をプレイすれば

あなたがより良いプロデュースができますよ、っていう反面教師的な見方なのかな。