5/9~11にビッグサイトでWeb&モバイルマーケティングEXPOが開催されていました。基調講演としてTwitter、サーバーエージェント、MixiのSNS3社が順に登壇したわけですが、共通していたのが「今後はプラットフォーマーとして事業展開する」という戦略構想です。ソーシャルメディアという枠組みを超えたサービスを提供することを柱にするわけです。

メディアだと情報の送受信がメインとなるわけですが、プラットフォームであればさまざまなサービスが展開できます。現在だとゲームが席巻している感じですが、コンプガチャの規制問題でこれまでのようなボロ儲けはできなくなるので、SNS業界は新しいサービスやコンテンツを遣うビジネスモデルを生み出す必要にせまられています。具体的には、Pinterestが1つの刺激になっていますが、他にも教育、芸術、B2Bコラボレーションなどいろいろ考えられます。

その中でもCRMは有力な活用方法です。期せずして、出展者セミナーに登壇した2社(UW、PAC)が共に「ソーシャルCRM」をテーマにしていました。具体的なところは、またあらためて。

ソーシャルメディアに関して対照的な記事が出ました。


まず日経産業新聞で「ソーシャル×企業」という連載が始まりました。初回(本日)は、1面の8割近くと中面の2/3ページを使って包括的に論述しています。サービスごとの特性の違いや事例(+も-もあり)がわかりやすく紹介されています。


一方、今週号の日経ビジネスでは、「企業がSNS疲れ」というコラムを巻頭に掲載しました。

これは、あまりにひどい内容で驚きました。おそらく事例に出されたアサヒやスタバ、コメントを引用された武田さんとか、皆さん激怒されているのではないでしょうか。


ソーシャルメディアガイドラインを策定することが、まるでソーシャルメディアの闇を具現化しているような論評です。さらにマイニングについてもクソミソです。


同じ日経グループなのに、これほど知見に差があるのかと認識を新たにしてしまいました。

ミクシィがミクシィページの運用を開始しました。こちらは原則として公式なもの(
本人とか自社とか)しかページを作れないようです。(コ
ミュニティと区別するため?)


ツイッターは、本家にはない独自の仕組みとして日本で事
業を展開するCGMマーケティング(デジタルガレージの
子会社)が公式ページというのを公認します。


FBは、そうしたものはないので、企業や有名人を冠した勝手ページがたくさんあります。まだFBページを作ってない企業も多いので、勝手ページがまるで公式ページのように思われてるケースって結構あるように思います。


ただ、公式かどうかっていうのは当事者にしてみれば重要でしょうが、ユーザーはあまり意識しません。要は面白いところに入るということです。


だから勝手ページが嫌だったら、まずは自社のページを作成すること。それで公式を一番にしたければ、他に負けないものを作って運用するしかありません。


それから大切なこととして、FBページはファンを25人集めなくても好きなアカウント名を取れるようになったので、早く抑えないとヤバイよ。


私が関係しているページのアカウント名を設定しようとしたら、既にインドネシアの女性が取っちゃってました。(たまたまその人のミドルネームと合致していたみたい。)


何しろインドネシアは世界第2位のFB大国ですからねぇ。さすがに交渉の余地はないと思い、別のものにしました。