こんにちは。脳神経外科の片桐彰久です。
片桐の「片」は片頭痛の「片」です。
9月1日に千代田区御茶ノ水に脳外科、耳鼻科、眼科の3科によるオーダーメイド頭痛めまい診療のクリニック、
「お茶の水頭痛めまいクリニック」を開業いたします。
こちらはクリニックのCT検査室。
天井をよく見るとたくさんの動物が隠れているのがお分かりになりますでしょうか？！
当クリニックはCT、脳波検査は即日施行可能、MRIも徒歩0分のクリニックと連携して施行可能で、頭痛診断が素早く可能です。
先行予約はHPから承っております。
さて、最近聞くようになった更年期の別名ゆらぎ期、年齢的には40歳を過ぎたあたりからの閉経前後の10年間のことを言います。
東京でも更年期専門外来は少なく、個々の症状でそれぞれ色々な科をはしごしている方が多いのが現状のようです。
この女性特有の時期はなぜ起こるのでしょうか。
女性ホルモンであるエストロゲンは、血管をはじめとする立体構造を守り、肌のハリなど美容の面でも大きく寄与していますが、40代を過ぎると減りはじめ、60代ではむしろ男性よりも値が下がります。
以前「月経時片頭痛」の回で書いたのですが、女性ではエストロゲンが急に低下することにより、片頭痛の発作が起きます。
ゆらぎ期のエストロゲン分泌のゆらぎが激しい月経前には片頭痛が起きやすくなったりするのです。
この時期の婦人科的な治療としてはホルモン補充療法が挙げられますが、ホルモンが上昇することで、逆に片頭痛が悪くなってしまう可能性があります。
そこで、安全に始めることができるものとして、外来でエクオールの補充を提案させていただくことがあります。
エクエルについて大塚製薬の方から詳しく教えていただきました。
ゆらぎ期の体調だけでなく美容面でもデータが出ており、
一緒に説明を聞いた妻も早速始めております。
頭痛がなくなったら、かなえたい夢はなんですか？
頭痛治療に取り組むことは、人生に向き合うことだと思います。
頭痛のない人生を一緒に目指しましょう。
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