こんにちは。脳神経外科の片桐です。
片桐の「片」は片頭痛の「片」です。
現在は都内の病院で脳神経外科医長として頭痛外来を開設しております。
2023年9月御茶ノ水にクリニックを開業予定です。
ゆらぎ期の頭痛にエクエル
前回はゆらぎ期の頭痛についてと、ホルモン補充療法の代わりに簡単に始められる方法として、エクエルについてお話しました。
なぜ、大豆イソフラボンではなく、直接エクオールが採れるエクエルをおすすめするのでしょうか?
大豆イソフラボンを分解できない人が増えている
実は、残念なことに現在の日本では大豆を昔ほど食べなくなってしまったために、大豆イソフラボンをエクオールに変えることができる腸内細菌を持っている女性は半分にまで減ってしまいました。
この腸内細菌を持っているかどうかはどうやら子供の時に大豆を食べていたかによるようなのです。(ソイチェックで簡単に調べられますので、気になる方はぜひ調べてみてください)
子供の頃の食育の大切さが身にしみます。
イソフラボンを分解できない人はエクエルに頼って大豆のパワーをぜひ借りましょう。
エクエルの作用
エクエルは大豆イソフラボンであるダイゼインを細かい粉にしてエクオール産生菌で発酵させたものです。
エクオールの生理活性はエストロゲンの100分の1から1000分の1です。
エクオールの作用は4つ。
1、 エストロゲン様作用 エストロゲンと同じような働きをしてくれます
2、 抗エストロゲン作用 閉経前には過剰なエストロゲンの作用も抑えてくれます
3、 抗アンドロゲン作用 男性の 前立腺癌 脱毛 前立腺肥大 に効果が期待できる可能性がありますが、まだデータは揃っていません。
4、 抗酸化作用 そして強い抗酸化作用もあるそうです。
ゆらぎ期の頭痛とエクエルについてはこちら
頭痛がなくなったら、かなえたい夢はなんですか?
頭痛治療に取り組むことは、人生に向き合うことだと思います。
頭痛のない人生を一緒に目指しましょう。
↓こちらの記事もご参照ください↓
先日アレグリアを見にお台場まで家族で出かけました。
大音量やドキドキする舞台は片頭痛が好発しそうな場所ですが、
片頭痛予防の注射、エクエルのおかげもあり、妻も片頭痛出ずに楽しむことができました。
引き続き御茶ノ水の新規開業頭痛めまいクリニックの求人もよろしくお願いいたします。
こちらは眼科医で片頭痛持ちの妻が体験談やお役立ち情報を発信
https://twitter.com/kumaki121
https://www.instagram.com/p/CnwZn4EBJZZ/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
こちらもぜひフォローお願いいたします。
片桐彰久 Katagiri Akihisa M.D.,Ph.D.
脳神経外科専門医・指導医
日本頭痛学会・脳卒中学会・脳血管内治療学会・日本臨床高気圧酸素学会など 多くの学会の専門医・指導医を持つ。
妻と息子が片頭痛持ちであったことから頭痛診療を学び、板橋中央総合病院で頭痛外来を開設。片頭痛予防の抗CGRP製剤は区西北部医療圏で1番の使用経験を持つ。
2023年9月お茶の水頭痛めまいクリニック(仮)を開業予定。