こんにちは。脳神経外科の片桐です。
片桐の「片」は片頭痛の「片」です。
現在は都内の病院で脳神経外科医長として頭痛外来を開設しております。
2023年9月御茶ノ水にクリニックを開業予定です。
最近聞くようになった更年期の別名ゆらぎ期、年齢的には40歳を過ぎたあたりからの閉経前後の10年間のことを言います。
東京でも更年期専門外来は少なく、個々の症状でそれぞれ色々な科をはしごしている方が多いのが現状のようです。
この女性特有の時期はなぜ起こるのでしょうか。
女性ホルモンであるエストロゲンは、血管をはじめとする立体構造を守り、肌のハリなど美容の面でも大きく寄与していますが、40代を過ぎると減りはじめ、60代ではむしろ男性よりも値が下がります。
以前「月経時片頭痛」の回で書いたのですが、女性ではエストロゲンが急に低下することにより、片頭痛の発作が起きます。
ゆらぎ期のエストロゲン分泌のゆらぎが激しい月経前には片頭痛が起きやすくなったりするのです。
この時期の婦人科的な治療としてはホルモン補充療法が挙げられますが、ホルモンが上昇することで、逆に片頭痛が悪くなってしまう可能性があります。
また、ホルモン補充療法からの離脱時の頭痛も問題となることがあります。
そこで、安全に始めることができるものとして、外来でエクオールの補充を提案させていただくことがあります。
エクエルについてはゆらぎ期の体調だけでなく
美容面でもデータが出ており、
妻も早速始めております。
帝国ホテルは爽やかな初夏の雰囲気に...
引き続き御茶ノ水の新規開業頭痛めまいクリニックの求人もよろしくお願いいたします。
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片桐彰久 Katagiri Akihisa M.D.,Ph.D.
脳神経外科専門医・指導医
日本頭痛学会・脳卒中学会・脳血管内治療学会・日本臨床高気圧酸素学会など 多くの学会の専門医・指導医を持つ。
妻と息子が片頭痛持ちであったことから頭痛診療を学び、板橋中央総合病院で頭痛外来を開設。片頭痛予防の抗CGRP製剤は区西北部医療圏で1番の使用経験を持つ。
2023年9月お茶の水頭痛めまいクリニック(仮)を開業予定。