拝啓 おばあさま
暑いですね。8月になりました。
関東の友人から、「近所で熱中症により腐乱死体が出ました」とメールがありました。
もう、200人ほど亡くなったそうだもんね。それでも今年は、まだ暑い。
昨日から、人に会うため、いったん宮城県を離れて福島県に来ています。
そして…買っちゃいましたコレ。一箱180円。
しかもこの状態のまま渡されたもんで、トマトむき出しの箱を両腕で抱えて、かなり離れた駐車場に止めた車へと引き返す。う~、せめて袋かぶせてくれるかと思ったら。おかげですれ違い様に覗かれまくる。やめてっ、そんな目で見ないでっ。
そしてこのトマト、ひっくり返すとヘタの近くはまだ青々と……ダマサレタ~~
いや騙したわけじゃないだろうけど。はやく熟れますように、と願って車内サウナへ放置。がんばれ、トマト's。
さて、福島と言えば、会津若松が有名らしいです。
そうだね、白虎隊とかね…騎兵隊?…白虎隊で合ってるよね…(すんません。あんま詳しくなくて)
会津若松駅前の街は、明治や昭和の古い建物を残していて、歩くだけでも楽しい。
浴衣を着た年配のご夫婦も…風流ですなあ。
この街は、野口英世が若いときに過ごした街らしく、『野口英世青春館』なんていう、10代の野口さんが過ごした建物も残っています。
ちょっと~~
誰か足元にほおずき置いてますねっ。わざとかしら。
めっちゃ靴に乗っかってるけど…
これいいの?のぐっちゃん??
てゆかそれよりも、
あたしがのぐっちゃんだったらこっちのほうが嫌だ……
実らなかった初恋をこんなどっしりとした見せ物にされるなんてっ きゃ~っ、恥ずかしいっ
新撰組記念館みたいなのにも行きました。
いや~、これもね、恥ずかしい。
あたしだったら
、ちょーがんばって戦って、そんな自分が未来でアニメキャラになって知らん女といちゃいちゃしとるとか……ちょっとげんなり。
どうでもいいっちゃいーけど。
その後、妖精美術館なんてところにも行ってみる。
世界の妖精についての美術館という。まあ、名前のままか。
写真もスケッチもNGなので載せられないけれど、そこに辿り着くまでの道のりが、まるでほんとうに妖精が出てきそうなほど幻想的だった。
只見川は霧に覆われていて、それは、白い手が伸びてきて、道路もまわりの村もすべて飲み込んでいくみたい。
写真の右側は川で、水面はもっと下なのに、道路まで霧が触れてきていた。 自然のスモーク。
そしてこの霧に誘われるように、あたしはナビにはない村に迷い込んで出られなくて半泣きなのでした。
仙台に引き続き、またもや半泣き迷子。
今回、宮城県の隣の山形県ではなく、先に福島県に来たのは、会いたい人がいたからでした。その人と予定を合わせた結果、山形県より先に福島県に来ることにしたんです。
その方とは、Twitterで出会いました。
わたしは、ネットで気軽に会話できるのも楽しいけれど、最終的には直接会いたい。そんなわけで、押し掛け女房的に福島へ。
福島駅で待ち合わせて、福島県立美術館へ。
そこでやっている
『胸騒ぎの夏休み』
と
いう企画に行きたかったんですよアタシ。4人のアーティストのコラボレーション展なのですが、わたしはイチハラヒロコさんのファンで。
しかし、他の3人もおもしろかった。アートなんてたいていよくわからんけど、楽しかった。
楽しいんだったら、いいと思う。わたしはチケットを買うお金を出して、「楽しい」をもらったので。満足。
その日はその方と過ごし、しかも急きょ泊めていただきました。
ああありがたやありがたや。
こうやって、お風呂に入ったり床を得たりして、みなみなさまのおかげで生きております。友人が結婚したり企業したりしているなか、この歳で。
歳。
歳。
そうです。
そうでした。
タイトルにあるように、「26歳で半泣きで迷子になったとかって、悲しいウソだし!!」ですが…
………
はい、嘘です。
わたし、じつはその日………まだ25歳でした。
やだー、もー、そそっかしくてー。だから迷子にもなるんですよ。今日だって見知らぬ村に迷い込んだしっ。
さらに晩ご飯に喜多方ラーメンを食べて余裕ぶっこいてTwitterなんかしてたら、銭湯の受付時間すぎちゃってお風呂入りそびれたし。しかたないから
シャワーでガ・マ・ン。
ああ~、しっかりしたい。
しっかりしてるふうに見えて実はドジだなんて、ギャップ萌えでしょン??
なんていう歳は終わった。
もうそろそろしっかりせなあかん。
せめて、迷子になったあとに半泣きと逆ギレは避けたいと、思う。
みなさん、ごめんなさい。そしてありがとう。
今日は世界中のみんなに感謝と謝罪をして寝ます。
みなさんいつも逆ギレしてごめんなさい。これからも逆ギレしてごめんなさい。よろしくね。
敬具