中2息子が理科の授業で
おもしろいものを作ってきました。
これです!
ペットボトルと風船とストローで
作ったものなんですが
何だかわかりますか?
授業のテーマは呼吸。
ペットボトルが胸のあたり、
緑色が肺で、オレンジが横隔膜なんです。
解剖図で表すとこれですが…
息子の説明を聞いていて、
呼吸について『目からウロコな発見』を
してしまいました…
世間一般で言われている呼吸とは
少し違う、
本当の正しい呼吸について
お伝えしますね!
呼吸は息を吸って吐くものではない!?
それは、
横隔膜が収縮するから
自然と肺は膨らんで空気が入ってくる
横隔膜がゆるんでいくから
肺のふくらみが元に戻って
自然と肺の空気が抜けていく…
ということなんです!
わかりますかね~
横隔膜(オレンジ)が収縮して
自然と肺(緑)が膨らむ
横隔膜(オレンジ)がゆるんで
自然と肺のふくらみが元に戻る
ええええー!!
わたくし、あわてて息子に確認しました。
「これ、ストローから空気入れたりしないの?」
息子「ちがうよ、横隔膜が動くから
空気が出入りするんだよ」
教科書的に呼吸とは、
「息を吸い込むと空気が肺に入って、
横隔膜が下にさがっていく」
そう習うもの。
でも、肺と横隔膜の動きは
同時に起こることで
しかも、横隔膜が主導権を
握っているのだとしたら…?
「息を吸って~吐いて~」というのは間違い!?
今まで無駄な努力してた??
そんな、目からウロコな大発見があったのでした!
ロルフィングでお伝えする呼吸とは?
さらにロルフィングでお伝えする呼吸は
ほかの呼吸とは少し違います。
では、ここで質問です
呼吸ってどこでやりますか?
「えーっと、胸やお腹??」
ブブー、残念でした!
ロルフィングでは、
呼吸は全身を使ってするもの
とお伝えしています!
呼吸は筋膜、骨や筋肉の中も
伝わって全身にいきわたるもの。
吸ったときに身体がゆらゆらして、
吐いた時に元にもどっていく。
これが繰り返されていくんです。
全身を使った呼吸です。
瞑想の時の姿勢がうまくいかない、
というクライアントがいました。
瞑想の時の姿勢をとってもらいました。
すると、身体全体をガシッと固めているんです。
安定しているようには見えます。
でも、身体の中がうまく
つながってないので、長時間つづけるのはつらい。
本来であれば、
筋肉を使ってガシッと固めるのではなく、
骨の上に骨が安定して乗っているもの。
筋肉はできるだけ、ゆるゆると。
例えて言うと、ダルマ落としのダルマです。
グラグラしているダルマでは、
あちこちの筋肉ががんばって、
ガシッと固めて、なんとか呼吸して…
くるしいですねー。
安定したダルマでは、
骨でしっかり支えているから、
筋肉はゆったりふわーっとして、
呼吸が全身をくまなく回っていく…
という状態なんですね!
前出のクライアントからは、
「呼吸が全く変わりました。
こんな身体を立体的に使って
3Dで行うものなんですね…」と
コメントをいただきました
カギは、横隔膜の周りをゆるめておくこと!
早速このペットボトルを使って
横隔膜が動きやすい状態をつくろう!
というテーマで勉強会を開催。
お腹、背中に触れていくことで、
横隔膜周りで引っかかっていたものが
どんどん取れていくように
ワークをしていきました。
クライアント役は、
ペットボトルの横隔膜を
イメージしながら呼吸していきます。
横隔周りの筋膜がゆるむこと、
そして、横隔膜が縮んで、
ゆるんでをイメージすること。
すると、自然と呼吸がしっかりと
身体全体に入っていく。
呼吸がしっかり入ると、姿勢も整っていく。
一生懸命、呼吸しなきゃ!と
吸い込む必要はなかった!!
受講生さんも
「えー!胸で一生懸命
吸い込んでたのは何だったの…」
と驚きの連続。
本当に正しい呼吸とは、
横隔膜まわりを緩めておくこと
身体全体を使って呼吸していくことが
大事なんですね。
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