「イテテ。膝が曲げられない」
「正座しないほうがいいのかな」
「将来は手術が必要なのかな」
そんな風に悩んでいませんか？
ロルフィングセッションに
膝が痛いと言って来られた
クライアントも、
はじめはこんな感じです。
でも、セッションが進むにつれ、
「なんか、気づいたら
膝を曲げて座ってました！」
そんな風に変化されるんです。
何をしたのか、知りたいですか？
ロルフィング的に考える、
本当の膝の痛みの原因が変われば、
何をすべきかも自然と見えてきますよ！
膝の痛みが起こる原因とは？
セッションの間、何をしたのかというと
足指、内もも、太ももの後ろ、
お腹周りが働くようにしていったんです。
膝をストレッチしたり
膝周りの筋トレ
なんてことは1回もしていません！
ちなみに、「膝をどうにかしなきゃ！」
とかも私は考えてないんです。
なぜなら、
膝の痛みがおきる原因は、
ガンバリ筋とサボリ筋があるから。
膝に何かをしたら、
痛みが和らぐという訳ではないんです。
知っていますか？ガンバリ筋とサボリ筋
「え？？ガンバリ筋とサボリ筋？？」
「何それ？」
今から説明していきますね。
こんなふうに、
イメージしてみてください。
あなたの仕事場や周囲に
サボる人がいますよねえー
その人が仕事をサボれば、
どうなるでしょう？
周りの人がその人の分まで
フォローしないといけなくなります。
私ががんばらなきゃ、
あれもしなきゃ、これもしなきゃ。
そんなふうに頑張り続けると、
あなたは、疲れ切って動けなくなってしまう…
実は、同じことが筋肉の中
でも起きているんです。
サボリ筋があると、
周りの筋肉は、その分頑張ります。
そうして頑張りすぎれば、
カチンカチンになってきます。
そのガンバリ筋のまわりには
筋膜がついています。
筋膜は、通常であれば、
ゆるやかに動きます。
筋膜が筋肉同士をつないでくれるから、
からだがしなやかに動くんです。
でも、筋肉がカチンカチンになると、
ゆるやかに動くはずの筋膜が
硬くなり、ゆがみが出て、
つっぱるようになり…
わ！動けないぞ！
となるわけなんです。
そこが痛みや不調につながるんですね。
膝痛は、この筋肉がサボリ筋だ！
じゃあ、サボリ筋が
きちんと働いてくれたら、どうでしょう？
ガンバリ筋は楽になります。
頑張りすぎなくていいので、
硬くなった筋膜に潤いが戻ってきます。
そうすると、動きやすくなって、
痛みや不調がやわらいでいく…
という訳なのです。
なので、
注目すべきは膝周りではなく、
ガンバリ筋とサボリ筋。
膝に痛みや不調がある方は、
太ももの外側がガンバっています。
（下図の紫のライン）
そして、足指、内もも、
太ももの後ろ、
お腹周りがサボっているんです。
（下図の赤のライン）
「ええ？そんなにサボっているの？」
そうなんです。
そりゃー、これだけサボっていたら、
足はしっかり使えてないですよね。
さあ、原因がわかりました。
ガンバリ筋が休んで、
サボリ筋が働いてくれるように
していきましょう！
毎日運動しなくても大丈夫！
サボリ筋が動き出せば、
あとは、その動きが生活の中で
定着すればいいだけ。
筋トレも、ストレッチも
やる必要はありません！
サボリ筋のスイッチオン！
そして、
座る、立ち上がるを繰り返します。
あなたは、1日に何回立ったり
座ったりしますか？
10回？それとも20回でしょうか？
生活の中で、気をつけながら
立ったり座ったりしていきましょう。
何回もできるはずです。
継続することで、
サボリ筋のスイッチが
自然に入るようになっていきます。
筋トレはしていません。
ストレッチもしていません。
でも、結果として
膝の関節がふんわーりして
楽に曲げることが
できるようになるんですね！
膝の痛みの原因は、
ガンバリ筋とサボリ筋があること。
サボリ筋のスイッチオンにして、
日々の生活の中で
使うようにしていけば、
膝の痛みが楽になる。
すると、あれ、気がつけば、
膝を曲げてた！
という風に変化するんですね。
膝の痛みの原因と解決策が
わかっていただけましたでしょうか。
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