ロルフィングセッションに
いらした腰痛のクライアント
「どうして、腰痛になったんだろ」
「マッサージに行ってもよくならないし」
そうおっしゃいました。
実は、ロルフィング的に考えると
腰痛の原因ははっきりしています。
そして、解決方法も明確です。
今から解説していきますね！
腰痛になる原因①は、ダルマ落とし理論にあった！
先日、日帰り温泉で
マッサージを受けました。
わたくし、マッサージ受けるの、
大好きなんですよ～
わたしがマッサージに行くのは
無になるため。
温泉であったまった身体で
もみほぐされると、
もう、何も考えられない～。
マインドフルネスの手段として
使っているんですねー。
でも、マッサージでは腰痛そのものは
解消されません。
それは、痛みが生じる原因を知れば
はっきりします。
ダルマ落としをイメージしてください。
下から順に積みあがっているから
安定して立っていますよね。
でも左右にずれてしまうと途端に不安定になります。
不安定なので、ずれているところで
踏ん張って支えます。
そこには無理な力がかかって
痛みが生じるわけです。
本来、身体は下から順に
足、膝、骨盤…とまっすぐ
積みあがっているのに、
ずれてしまうために痛みが生じるのです。
では、下からの支えがしっかりしていたら？
左右のずれがなく、無理な力が生じていなければ？
はい、そこに痛みが生じることはありません。
つまり、腰痛になる原因①は、
からだが自然に下から順に
積みあがっていない！
そして、腰痛の解決策は、
下から順に積みあがるように
戻していけばいいわけです。
そんなわけで、
マッサージを受けるだけでは
整ったダルマ落としを作ることは
難しいんですね～。
下から積みあがった状態を作るために必要なこととは？
足元から積みあがった身体をつくるために、
問題となるところがあるのです。
それは、ダイタイキンマクチョウキン です！
「な、なんですか？」
漢字で書くと、皆さん読みにくいかと思って
カタカナにしましたが、それでも
舌嚙みそうですね
漢字では大腿筋膜張筋と書きます。
この筋は、太ももの外側にありますが、
皆さんかた～いところ！！
大きい筋肉で、ゆるむまで時間がかかります。
ここが頑張りすぎて、
太ももの内側の筋がサボっているのです。
太ももの内側がサボると、
体幹の筋肉のスイッチが入りません。
すると、身体を腰や背中で
支えようとしてしまうのです。
腰への負担が集中して、
痛みが出てしまいます。
なので、まずここをゆるめて、
太ももの内側の筋肉が
働きやすくなることを目指します。
身体の中のサボっている筋を
目覚めさせること、
そして
筋肉をうまく連携させながら
働かせること
こうして、整ったダルマ落としのようになって、
痛みのない身体になっていきます。
腰痛になる原因②は、あなたの性格？？
知っていますか？
実は腰痛になる方は、その人の性格が
大きく影響しているということ。
椎間板ヘルニアであっても、
脊柱管狭窄症でも、腰椎分離症でも
痛みとは直接関係ないのです。
「ええっ！？」
「分離症だから痛いって説明されたよ！？」
はい、MRI上はひどい状態でも、
痛みがない人もいるんです。
腰痛の原因はたくさんあって、
人によって違うから正確にはわからない。
もちろん、数パーセントの人には、
神経の圧迫があるなどで
手術が必要なものもあります。
でも、それは腰痛全体の
3パーセントにすぎないんですね。
なので、ほとんどの人は
腰回りの病名がついているからと言って、
痛みがあるかどうかは無関係。
では、なぜ、腰痛はこれほどの
痛みをもたらすのでしょうか？？
それは、腰痛は心によって
影響を受けているから。
特に、性格的に、まじめで責任感が強くて
完璧主義の方が腰痛になりやすい。
こんな方は、日々不安と戦っています。
仕事でも家事でもうまくできるか、
きちんとやれているかな…
その不安が強すぎて、
その不安に向き合うのが怖くて、
そして身体に痛みを起こしてしまう…
身体に痛みが起これば、
心の不安には注意が向きません。
つまり、こころの不安を抑えるために
わざと身体に痛みを起こしている…
これ、思い当たる節があります。
わたくし、腰痛歴が長かったのですが、
以前はめちゃくちゃ完璧主義でした。
そして、ロルフィングセッションを
受けに来るクライアントの多くも、
めちゃくちゃまじめな方が多いんです！
１つエクササイズをお伝えすると、
「これは1日何回やればいいでしょうか？」
と聞いてくるんです。
「適当にやってください～」とお伝えしています
性格的に思い当たる節のある方は、
「適当に！」を意識してみてくださいね！
ロルフィングでお伝えする腰痛の解決方法はこの２つ！
腰痛を引き起こす病名は
いろいろありますが、
解決方法はさほどありません。
ロルフィング的には
腰痛の解決策は２つあります。
解決策１つめは、
サボっている体幹の筋肉に
働くようスイッチを入れ、
身体全体を連携させて
働かせること。
さきほど解説した
ダイタイキンマクチョウキン
を柔らかくしましょう！
15センチほどの
少し硬めのボールをご用意ください
ヨガマットの上に横向きになって、
太ももの下にこのボールを置きましょう。
そして、頭側～足側へと上下に動かします。
めちゃくちゃ痛い？
はい、そんなあなたは、
太もも外側が硬くなっていますので、
太ももの内側は働いてない可能性大！
これを毎日続けてみてください。
痛みを感じなくなってきたら、
太もも内側にスイッチが入りやすくなるはずです。
そして、解決策２つめは、
「自分はできる、大丈夫」
と心を整えること。
完璧主義者のあなたは、
「また、腰痛になってしまった！」
「私はもうダメなんだ」
そんな風に心を追い詰めてしまう。
なので、「私は大丈夫！」
「いつも、腰さんありがとうねー」
と声をかけてあげましょう。
ロルフィングセッション
に来られた腰痛になった人が
知っておくべき原因と
解決策をお伝えしました。
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