身体も硬いし、腰は鉄の甲羅を
貼り付けたようにガチガチ
どんな施術を受けてもよくならない
もう、身体のことはあきらめよう
あなたは、そう思っていませんか？
私は、重度の麻痺のある方に施術を
行った経験があります。
当時は、訪問看護ステーションで働く
作業療法士でした。
まだロルフィングの資格をもっておらず、
とりあえず筋膜リリース勉強会で
習ったテクニックを使ってみたんです。
脳の障害があり、麻痺があって身体を
動かせないAさん。
関節がガチガチに硬くなり、
言葉も話せません。
唯一の言える言葉は「痛い！」でした。
ご家族が一人で介護をしてましたが、
股が開かないのでおむつ替えは格闘技のよう。
腕もぎゅっと固められているので、
着替えも阿鼻叫喚。
寝返りも、ご家族がものすごい
テクニックを駆使して行っていました。
なので、彼女の表情はいつも眉間に
しわが寄り、苦悶の表情を浮かべていました。
少しでも良くしてあげたい…
とご家族はいろいろな訪問看護
ステーションを渡り歩いておられました。
でも、どんな医療者も何もできず、
ただ手をこまねいているだけだったんです。
そんな時に、私がリハビリ担当者に。
どうしよう。私に何ができるだろう…
ドキドキしながらも、私にできることは、
筋膜リリースから学んだことだ！と
思い、あらゆる筋膜をゆるめていきました。
1か月ほどたったある日、ご家族から
すごい剣幕で言われたんです。
「先生、いったい何をしたんですか⁉」
あれ。。。なんかまずいことやったかな？
「身体が、ほにゃほにゃなんです！
めちゃくちゃ着替えが楽なんです！」
ひたすら筋膜をゆるめていった結果、
ガチガチだった関節が柔らかくなりました。
そのあとは、首を左右に回せるようになり、
声をかけると目線が合うように。
今まで、いつも苦悶の表情だったのが、
まるで菩薩様のように落ち着いた顔に
なっていったのです。
それまで、勉強会でほんの少し
テクニックを学んだだけです。
ここまで変えることができるとは…‼
ものすごい衝撃でした。
もともと、リハビリの仕事を
していたので、解剖学や運動学は
わかっていたつもりでした。
でも、ロルフィングを学ぶ過程は、
目からウロコ！！の連続でした。
私が今まで行っていたリハビリは、
なんて適当だったか…
もちろん、リハビリは、
落ちた筋肉をつけたり、
動かせる範囲を広げていくことを
目標にしています。
そこそこ効果も出ていました。
でも、ロルフィングでは、
身体の構造のキソのキソの部分を
変えていきますので、
施術の前後では動きが根本的に変わるんです。
そう、根本的に！
今までギクシャク動いていたのが、
フワ～ッとなります。
がに股が気になる方は、
膝周りが柔らかくなって
美しく歩けるし、
腰痛が気になる人は、
腰回りのガチガチが
和らいで気にならなくなるし、
足が痛くて歩けなかった人は、
スッスッと足が出るようになります。
こんな風に、ロルフィングで
身体の動きのキソのキソを
整えると、動きが全く変わるんですね。
しかも、どんな重度の方でも対応できる。
わたしなんか、身体も硬いし、
ロルフィング受けてもよくならないかも…
なんてお考えの方。
重度の麻痺の方でも変わったんです。
たとえ、あなたの腰が鉄の甲羅を
貼り付けたようにガチガチでも、
変わらないはずがありません！
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