自分の過去の言動を考えても、自身があるのであればある種の余裕があり、なければ色々言い訳をしたくなるという心境になることについては納得の行くはなしである。
それゆえに、自己保身を重視する人間からするとその言い訳は最優先事項になるだろう。
ゴネるというのは言い訳を攻撃的に行うということであり、逆に言えば責められたら困るところがあるということなのである。ある種の正義がなければごねてしまうということなのだ。ゴネなくなった時、それはある種の自信に裏打ちされたということでもあるだろう。
ツイッターなどで出回っていた、ナニワ金融道の一シーン。
なかなか鋭いことを指摘して、自分でも痛いところをつかれているような気もする。
自分だけでなく、いろいろな人の会見や意見についてもこの程度の裏読みはしても良いだろう。
特に為政者というのは、国家国民全体に対して責任を負う仕事をしているため、その言動や行動、決定事項に関してはいちいちその意味を確認される立場にある。総理大臣とはそういう立場の人間なのである。
【講演】安倍首相「報道がステレオタイプ陥っていて心配している」「若い世代は自分で多様な情報を集めて判断している」
情報ではなく、それこそ行っていることの先にあることを見ないといけないのが政治家の発言である。言っていること以外のことをやろうとするのがこの男の本性なので、発言で覆い隠そうとしている本性を見出すのが若い世代の課題だろう。
調査対象で大分ずれてきた感じもしなくはない世論調査というものもあるが、これだけ化かされ続けてきた国民も適当な嘘はまずは嘘だと思うようになってきたのだろう。ただ、景況感に関しては、日経読者などは、良い面を感じている人もそれなりにいることを考えれば差がつくというのも悪い意味であるかもしれない。
【日経世論調査】内閣支持率横ばい50% 安定感に期待、不信なお強く
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