長い付き合いだが、最近は一週間に一度ほど。
たまに会う、昼休み、切り出す話は、いつも、韓国にことから始まる。
最近は見てもいないが、所謂ネトウヨ系のまとめサイトをよく見ている上に、読売新聞の愛読者ということのようだが。いつまでたっても、現政権のことを味方する心情となってしまい、それに関する批判を促すまで聞いたことが無い。韓国のこと、またはサヨクの行動については、不思議でしょうがないとか言う。
そんなことは今に始まったことじゃないよ。
なんか、日本人として信じられない行動だから、中国の司令を受けてやっているに違いない。とか。どこの2ちゃんのうけうりだよ。それだったら、合法的に中国移民を進めている現政権の危険とかはないの?
強い味方、余命三年時事日記の寄れば、周到に在日が排除される政策が自民党ですすめられてきたのだという、賞味期限切れの話が未だ頭にこびりついているというか、しがみついているらしい。
好きの反対は嫌いではなく、無関心だ、とよくいったものだ。
その結果として相当関心を寄せている。しかし、現政権の売国・亡国政策(移民推進、緊縮財政、売国的な従米外交、自主自立を回避する軍事)についての批判を聞いたことが無い。
すなわち、こちらは結果として、無関心の領域に入っている。これは、その領域に考えを至らせないという、思考停止のたぐいのものであるが、無関心が故に、その悪行の存在すら気が付かないという状態なのではないだろうか。
だからこそ、日本の近い将来に禍根を残す、東北の復興の遅れも、インフラ整備の進行が遅れている公共事業の量の少なさも、国家戦略特区で進められている外国移民の推進も、常に外国頼みの経済政策についても、全く批判しようとしない。
サヨクが、韓国が、というような、そんなキワモノの批判に終始して、必要な思考すら捨てているように見えてしまうのであるが、そんなことを考えている思考をしている暇があったら、それに対抗するために必要な、国力をつけるためにどうすればいいのか、という話や、それにいかに反対した政策が進められているのか、ということや、そんな連中のエキセントリックな行動の影で進められている、悪行について、これはやばいな、と思う心がほしい。
こちらが、そのことを言うと、認知的不協和を起こすのか、自分の関心があることがそんなに優先順位が高くないことを理屈で理解しようとしても、それを拒否する感情が先立ってしまい、反抗的な態度が現れてしまうのである。
そこに現れるのは、いつもの言葉、
「安倍代わりに誰が居る」という、批判をストップする魔法の言葉をはくのである。
それは、その場のこちらの言葉を止めるだけならいいのだが、言った本人の思考もその庭から出ることはない。そんな状況があることを、自らの反発的な感情で引き止めてしまうのである。
複数の痛みがあると、より密度の高い痛みだけがクローズアップしてそこだけを感じるものである。まさに、彼の思考は、痛みというか目立つ内容について飲みの関心となっており、その敵は味方だとする、二元論の単純構造に落とし込んでしまっているところにある。
韓国やサヨクの話をする場合は、それに対抗する政権側は、悪くない、という感情的な判断が織り込まれてしまうのである。単純な二元論になってしまうから。そして、その感情的な判断による「味方」に対する氷菓は相当甘々になる。むしろ、良いことしかしないぐらいの感覚になってくるのである。そうしないと、批判した自分が耐えられないのかもしれない。
最近、そのことが話に出ても、まともなことを言うことを避けてしまっている自分が居る。反発し続けるその言動や、反応を見て、ちょっと耐えられる元気がなkなってしまっているのである。3月というのは、自分が歳を重ねる季節でも有るが、過去に色々あった月でもあったりするので、少々不安定な気持ちになるのも有るだろう。芯がしっかりしていることの大切さを感じるところでも有る。
ちなみに、移民の話「だけ」を抜き出すとのっては来るが、インパクトとしては、だいぶ小さいように見受けられる。言うたびに前位にったことをすっかり忘れている顔で聞いてくれるからである。
映画(「君の名は。」27回)にハマっているのも少し、そのあたりの強化をするための心の安定剤としての役目を期待して言うのだろう。
それにしても、世の中を良くすることは、かんたんなことではないなぁ、と思う次第である。
生活全般として、調子が良くない場合は、自分たちももろとも引き上げれば良いものを、落ち込んでいない人々を引きずり下ろすことで、その調子の悪さに感じる負の感情を収めようとしてしまう。妬みとかルサンチマンとかそういう感情なのであろうが、それをしたところで、自分の生活が良くなるわけではないところがポイントである。仇討ちとか保険金とか金が貰えても死んだヒトが戻ってくるわけではないように、引き釣り落とすことで、自分が持ち上がるわけではない。落ちてきた連中をせせら笑う事ができるぐらいだろうか。
そんな心は、結局は、日頃の不満や不安を解消するというよりは、別の勘定で上書きするだけで、結局は一時的なごまかしにすぎないのである。
好きの反対は、嫌いではなくて、無関心。
少なくとも今の状態は「嫌い」では有るが無関心にまでは至っていない。
そんなに好きな状態ではないのだが、少し距離を置かざるをえないだろう。長年の付き合いなのである程度の距離は保つ必要はあるが、少々間合いを置くことでこの季節のしんどい状況は乗り切るのがいいだろう。少なくとも、切り出される話は、そんなに関心が高い話でもないし、どちらかと言うと副菜の・ようなもので、主食のご飯ではないのだ。ご飯に話が及ばない限りは、そのような宛がない間は、適当にあしらってしまう態度に出てしまうのは、しょうがないところであろう。
まあ、それでも、少しはご飯の方によるように、ヒントと言うか撒き餌のようなことはしてしまうだろうが、ほとんど空振りに終わるだろう。
二元論に基づく思考停止というのは、本当に頑固なものである。その狭い領域から出られないのが実にもどかしい。おそらく、見ている景色が結構違うのだろう。しかも、自信家というか、意志が強い人はその迷宮から逃れる手段を見失ってしまっておれば、堂々巡りの迷いすらそれを迷っていることが認識されないのである。それ故にどんどん研ぎ澄まされていく。心配しているところすまないが、それを研ぎ澄ますことで進めている悪行を加速する手助けになってしまっていることに気がつくまでには、相当距離があるように感じる。
右の売国、左の亡国
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自らの性格からくるものも含めて、仕掛けが多いとはいえ、それを上から眺めているのは、牛乳瓶の中の虫(ガラスをうまく登れない)か何かを見ているような気分になってしまう。
ただし、このような人多いかもしれない。日韓ワールドカップの2000年代初頭から嫌韓に目覚めた思考、ネトウヨ的な感覚は飛びつきやすく安住しやすい。その安住の居心地よさから、その潮流に乗った現首相の、ネトウヨ的だったら、あるいは、外国首脳にいい顔できれば、あとは何でもよい、といういい加減さが許されてきたのも事実。表面的な良い悪いより、そこのところの方にも危機感を覚えないとまずいのである。
安倍でもわかる政治思想入門
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安倍はあなたたちだ!
天つばしていることも気が付いているのかどうなのか。ぜひに、天つば状態を自覚してほしい人でもある。
安倍をこの本でぜひ笑ってほしい。それこそサヨクをあざけっている感じで笑ってほしい。
それが、こういう人を支持し、支えている自分を見つけてしまうことになったら成功だ。
そして、左も右も、ナショナリズムっぽい(あくまでも「っぽい」)アタッチメントがあるかどうかの違いでしかないことに気が付くだろう。
→プロ市民ならぬ、プロ私人誕生「衝動記」
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追伸、
森友事件は詐欺事件「国家戦略特区ブログ」
にもとりあがられているが、
「郷原信郎が斬る:昭恵夫人Facebookコメントも“危機対応の誤り”か」
この記事には、もはや、正常な判断での官僚の動きさえ失われているという状況があり、それは、この程度の対応で国民をちょろまかせるという、相当になめた態度を表しているともいえよう。とても真摯な態度とは思えない。
安倍首相を筆頭とする現政権の対応は、アベノミクス(朝日新聞が命名)の成功譚を現実から遊離した形で伝えること、例えば、失業率が下がっただの、求人倍率が上がっただの、消費が下がったのは四季折々の日本の気候のせいだの、リフレ派が、何でもかんでも金融緩和で経済問題が解決していると強弁するのと同じように、なんでも、自分の手柄にするという、職場に一人いたら嫌な奴のようなものであった。
郷原氏がいうように、国際外交や国内経済の大きな流れに比べれば、今回の森友学会陰疑獄事件は、小さなものではあるが、首相あるいはその権威による影響力を持っていると常識で考えられる首相夫人が関与していることが疑われる問題で、ここまで証拠が出てきているのに、関与していないの一点張りでは、どんなことをしてもなのも関与していないといっても問題がないということになる。当然、一般人がそんなことを言っても通らないわけで、しかし、首相周辺ではそれが通ってしまうというのは、明らかに、権力で刑事罰の法律を捻じ曲げているとみられても仕方がない。
例えば、東京地検特捜部の捜査のように、別件逮捕に近い形で見せしめをする、ということはこれまでもやられてきたが、その場合は、その理不尽さに腹を立てることもあった。しかし、今回はそんな気も起らない。というのは、これまで政権が、真摯に国民の視線で、制作について語ってきたとも思えないからである。むしろ、上から目線で、反対の声を強引に押さえつけて、苦渋の選択・・と言葉で入っているが、まったく、苦渋した感じもなく、ただただ、官僚が作った文書を読んでいるだけにしか見えない、他人事の話をし続けてきたからである。
TPPを反対して、自民党に投票させながら、政権をとってすぎに、TPPの交渉参加を、「決断した」。
消費税増税の三党合意について、景気条項(景気が良くないと中止する)を考慮するふりをしながらも、消費増税+3%を「決断した」
アメリカ軍の補助部隊として自衛隊を出すことを決めた「集団安保法制」を通しながらも、
自分は国のために死ねるかという問いに、△を示した。
消費が悪くなるたびに、日本の四季折々の気候のせいにしてきた。
消費税の3年越しのボディーブローが利いているなかで、消費税増税をやる、とわざわざ言う。
外国人労働者をいかに増加させていくかに知恵を絞っている中で、
「移民」ととられないように、と本心をばらした内容の資料を出してしまう。
竹中平蔵を産業競争力会議に入れ、それが主導する国家戦略特区で、外国人メイドという一般庶民からすると縁遠い存在を率先して導入し、そこからのどさくさ紛れで、あらゆる種類の労働者を入れようと画策する。
外国では自国民を入れないように努力しているカジノについて、なぜか日本では、自国民を率先してはいれるようにする形で、外国勢力に参入させようとしている。
TPPがなくなった後、日米FTAの交渉で、TPPで譲歩したこと以上に、国益を譲り渡す疑いを見せている。
電力の自由化を進める。電力供給の安定化の議論は聞こえてきたことがない。
水道を全面的に民営化する。それも、外資規制もなさそうな形で。
そして、国内食料自給率を高めるとしても、外資(モンサント、バイエル)に生き死にを握られるという状況を招きかねない、突破口を与える、種子法の廃止案を、森友学園騒動の裏で粛々と成立させている、食糧安全保障すら放棄する売国政策の遂行!
→主要農作物種子法廃止(モンサント法)に反対する「新世紀のビッグブラザーへ」
→主要農作物種子法の廃止法案賛成可決「進撃の庶民」より
日本農業新聞によると、『廃止は、昨年9月に規制改革会議が提起したのがきっかけ。しかし、同会議では同法の役割や廃止の理由など議論を重ねていない。提起から半年もたたないうちに廃止法案が提出される唐突さに、現場から疑問の声が出る。
安倍でもわかる保守思想入門
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なんというか、国防、国の成長、自主自立、の観点にたっても、その態度はまったく真摯ではない。議論して、問題のあるところは規制をかえって強める必要が有ることもあるにも関わらず
規制は悪だ、自由こそ絶対善だ、
の空気のもと、規制を緩和することのみの議論に終始し、全く一方的な話の流れで決められる政策、法律の成立であるのだ。世界は強欲にまみれているのに、わざわざ武装解除して裸になって出歩くようなものである。あまりにも馬鹿馬鹿しい!
政府はもう嘘をつけない (角川新書)
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国益を外国勢力あるいは賃金抑制によりグローバル企業に譲り渡すことが多く含まれる中、それを防ぐようなやり方をまともに聞いたことがない。いつも、経済効果があるという謎の計算の結果だけを見せられるだけで、悪い方の予想を基に、それを防ぐような方策を見せられて初めて納得できるはずだが、そのような話は全く聞かないのだ。
このような態度をとっていながら、政権の支持率が5,6割を下回らない状況が続いて、長期政権になっている事実を刮目して見よ。もっと調子に乗ることは明らかであろう。当確の危機感を持たないとこれまでのやり方をやめることはなく、なおも調子に乗って、森友レベルではない利益誘導を続けていくのである。そしてそれを、かなり国民を馬鹿にした形で、ちょろまかそうとするのだ。
なんといっても、そんな幼稚園児でもわかるような悪事を、わざわざ隠してくれるホシュ勢力(安倍勢力)が味方に付いているのである。これは、サヨクの褒め殺し的な活動も加勢しているともいえるが・・。どちらにせよ、結果として調子に乗らせるような長期政権にしてはいけないことが分かるだろう。左右の敵味方の見方では、左右が統合したような政権には加勢することにしかならないのだ。