郵便局から消えた! | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。人生の3分の1以上をすでにスイスで過ごし、すっかり現地に同化中。
夫ともはやチビではない息子たちとの家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

今年から郵便料金が値上がりした。

思えば私がスイスに来てから15年間、料金は据え置きだったので、久々の値上げなのかもしれない。

 

B5サイズのA-postは1フランから1,1フランに、B-postは80ラッペンから90ラッペンへの、それぞれ10ラッペンずつの値上げだ。

それでも物価を考えると(そしてサービスの質の高さを考慮すると)日本よりこの国の郵便料金は安い。

 

この値上げ幅を見れば、予測できた結果ではあるのだが…

買い置きの1フラン切手を使うためには、10ラッペン切手が必要だ。

いざ構内の郵便局(分所みたいな小さいステーション)にいって、10ラッペン切手のシート(10枚綴り)下さい、と言ったところ、もう売り切れと言われてしまった。

ではいつ頃入荷?と訊いてみたものの、これも首を横に振られた(不明ということらしい)。

 

もっと大きい局に行けばあるのかもしれないが、そんな遠出はしたくない。

(なんせこのステーションは私の部屋から歩いて40mという素晴らしい場所にあって便利なのだ)

とりあえず、しばらくはこれも買い置きがあった20ラッペンの切手を貼って投函することにした。

 

それにしても、各家庭やオフィスには、きっと買い置きの1フラン切手が山ほど眠っているはず。

これらを使うために10ラッペン切手を求めてみんなが郵便局に来る。

とすれば、少なくともしばらくの間はそれに対応する人件費で、ちょっとした値上げ分くらいは相殺されてしまうのではと心配になってしまった。

 

ともあれ10ラッペン切手の早い入荷を祈るのみであるが、今いいことを思いついた。

もしかして、1.1フランの切手を買えば良かったのかも!(笑)