私が考える日本語補習校に通う最大のメリット その1 | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。人生の3分の1以上をすでにスイスで過ごし、すっかり現地に同化中。
夫ともはやチビではない息子たちとの家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

うちのおびちゃんは幼稚園年中さんからウスターにあるチューリッヒ日本語学校補習校に通い始めて、はやウン年。

たまに親の都合(帰国や仕事での不在)で休む以外は特に病欠などもせず、毎土曜日に元気に通っている。

宿題もかなり頑張って(親も笑)ほぼきちんとやっている。

 

先週の土曜日は、一学期の最終日だった。

日本なら終業式があって、校長先生の訓話(この場合なら、夏休みの心構え的なの)をいただくのだろうが、ただでさえ授業時間が不足している補習校、入学式と卒業式以外の終業日・始業日には、とくに何のセレモニーもしない。

 

まだクラスの人数は多い方であるが、ここウン年の間には、それこそ櫛の歯が抜けるように、徐々にクラスの生徒数が減ってきている。

これはどのクラス・どの学年にも共通で、特に4,5年生での減りが激しい。

この時期、現地校の学習進度が一気に速くなるため、両立し切れずにやめてしまう子が多いようだ。

それ以外の時期にも、徐々に減っていく傾向がある。

逆に途中から編入してくるケースは稀で、駐在さんで終日はインターに通わせているなどというパターンである。

つまり、学年が上がって生徒数が減ることはあっても増えることはほぼ無いのだ。

 

うちは家族全員日本人だし、日本に帰国する可能性も0ではないので、やめるという選択などありえないが、友達が減るのは寂しいことである。

だが、中学校まで義務教育を全うすると、日本語学習以外にもとても良い効果があるのだ。

 

中学校まで卒業した子供達が共通して口にするのは、なによりクラスの友達との連帯感である。

幼稚園2年プラス義務教育9年で、最大11年もの間一緒に学んだ友達ができるのである。

週に一度とはいえ、ここまで長くつきあった友達は、中学卒業時には他にはなかなかいないだろう。

 

その2に続く