人生の迷いをクリアにし、
あなた本来のミッションを覚醒させる
ゲートキーパーの鼎ナオ(かなえなお)です。

過去の出来事と心の変化を
「自分探しの歩み」として表現しています。

 

だいたい毎日22時前後に更新しています!

 

前回の話の続きです。

 
彼は自分の仕事が特殊であるということを理由に、
自分の部屋にこもって出てこないことが増えてきました。
 
また、女性の声優や歌手の方から深夜に何時間も
電話をするようになったり、
日中に女性を家に入れたりで、
仕事だとは言うのだけど、つらくて、だんだん会話もしなくなりました。
そして、朝方に帰ってくるのも普通で、飲むのも、遊ぶのも、
先輩やプロデューサーの付き合いで仕事なんだから仕方ないと。
 
家にも、職場にも居場所がなく、
・・・かといって、戻る場所もない・・・。
 
私は仕事に没頭するしかなくなり、
深夜や、たまに泊まりがけで仕事をするようになりました。
 
そして、ある日・・・
 
とある大きなタイトルゲーム・・・
 
以前、大阪にいる時に、
シナリオライティングを手伝った、
誰もが知る国民的アニメのゲームの
録音に立ち会ってほしいということで、
以前、仲良くしてくれてた大阪でのメンバーから
声をかけられ、
スタジオに立ち会うことになったのです。
 
自分がシナリオを書いた部分が多くあったので、
ニュアンスを理解していたため、
録音の立ち会いをさせてもらったのです。
 
 
本当に驚きの連続でした。
 
子供の頃からアニメで見ていた、
あの声を担当されている、
雲の上の人たち・・・
 
今はものまね芸人などがネタとして
ものまねされている、
当時からすでに超大御所の声優さんや、
当時は今ほど有名ではなかったのですが、
今や大人気のアニメの主役をやられている大御所声優さんたちの
ディレクション補助的な立場で、立ち会いをさせて頂きました。
 
 
 
なかなかおもしろかったのは、
声優さんによって、タイプが全く異なっていたということです。
 
やっぱり大御所の方は、一度目を通して、
アドリブなんかもサクサク入れられて、
めちゃくちゃ感動しました。
 
シナリオに書いた言葉
 
「はぁーーーー!!」
 
という言葉に対し、
 
「ごめんなさい、そこ、
 出すんじゃなくて、タメる方の
 "はぁーーーー!"なんです」
 
と、大御所さんに声をかけると
 
「えへへ、ゴッメーン、
 じゃぁやりなおすわ!」
 
と、気さくに応じてくださったのも感動でした。
 
また、別の几帳面な
・・・これまた有名な男性の声優さんは、
私の書いたシナリオを前日からコピーして、
几帳面に赤で抑揚等の記号をかかれて、
かなり事前にストイックに練習され、
本番前にも何度も練習してから録音に臨まれてて、
それはそれで、
 
「私が書いたシナリオ、
  ここまで事前に丁寧に読み込んでくださったんだ・・・」
 
・・・と、感動し、
これはこれでめちゃくちゃうれしかったです。
 
そして、録音スタジオで、
声優さんたちの差し入れを、わざわざ声掛けしてくださり、
一緒に食べよう、なんて声をかけてくださった、
とても気さくで優しい女性の声優さんがいて、
優しくてめちゃくちゃ感動しました。
 
本当にいい人なので、
もっと売れてほしい!!!
って思ってたら、
いま本当に知らない人はいないぐらい
売れてて本当によかったと思ってます。
 
また、TVでみてると
全く上下関係ないように感じたのですが、
現場ではかなり上下関係がしっかりありそうでした。
 
本当に感動的で楽しい現場でした。
 
〇〇マンの真実として、
他にも書きたいことはあるのですが、
ブログには限界があるので、
これぐらいにしておきます。
 

その後にも、

プレイステーションのゲームタイトルの

進行プロデューサー(言うてもPM的な立場)等を

させて頂くことが多くありました。

 

しかし、やっぱりジャイアン上司がどうも

肌に合わず、辞めることになりました。

 

そして、間もなく、最寄り駅から路面電車で

9分で行ける、三軒茶屋の駅前にあった

モバイル系に強いIT会社に勤めることになりました。

 

そして・・・