人生の迷いをクリアにし、
あなた本来のミッションを覚醒させる
ゲートキーパーの鼎ナオ(かなえなお)です。

過去の出来事と心の変化を
「自分探しの歩み」として表現しています。

 

だいたい毎日22時前後に更新しています!

 

前回の話の続きです。

 
引っ越してから、
翌日、さっそく彼に言われた言葉が
 
「あのさ・・・
 前から言おうと思ってたんだけど、
 関西弁、ムカつくんだよね。」
 
・・・でした。
 
正直、「最初から言ってよ」と思いましたが、
恋は盲目というもので、
言い返せず、謝りました。

元々関西人ではないのですが、
現地人にも大阪の北摂の現地人かと思ったと
割とよく言われてるぐらい馴染んでたなか、
必死になんとか、
「3日」で強制的に標準語に直しました。
 
また、仕事関係上、
彼と私のクライアントが共通だったこともあり、
彼の仕事の内容上、
勝手に付き合ってることや、
一緒に住んでることは言ったらダメだと
強く釘を刺されました。
 
これらのこと、後から考えると、
雲行き不安な予兆が
あったのかなと思うのですが、
当時は軽く傷つきながらも、
彼のためにがんばろうと、
嫌われたくない、捨てられたくない一心で、
素直に言うことを聴いていました。
 
そして、新たに私が働きはじめた
六本木にあった東京事務所では、
規模が小さく、常時居るメンバーも
8人足らずの、いわゆるアットホームな雰囲気で、
Fさんという女性メンバーを
みんなが信仰しているような状況でした。
 
その事務所のお偉いさんと、
Fさんは仲が良く、初日の面談でも、
「Fさんのような働き方をしてほしい。」
・・・とお偉いさんから言われ、
元々全然仕事ができないような
その人たちよりかなり下・・・
仕事のできないバイト的な立場に見られ、
フィルターがかかった状態からスタートでした。
 
そんな状態なので、
最初、仕事もあまり回ってきませんでした。
 
大阪では、私を誘ってくれた取締役と、
入ってから直属の上司になった取締役から愛され、
「秘蔵っ子」と呼ばれていたぐらい、好待遇だったのに、
こちらにきて、
まるで新人バイト扱いになりました。
 
まだバイトならよかったのですが、
本当に仕事がない・・・。
 
好きな仕事をしているような心地よさがなかったので、
「仕事、ください!頑張ります!」
・・・と言ったものの、
みんな自分のことでいっぱいすぎて、
振れる仕事がないということで、
あまり相手にしてもらえませんでした。
 
また、みんな、
自分たちのことをアットホームといいながら、
そこのお偉いさんばかりみてて、
自分の存在はどうでもよさそうでした。
 
結構いい仕事するつもりで転勤したのに・・・。
 
「〇〇α版のデバッグを
 デバッギングステーションでやっておいて・・・」
 
(・・・ほぼ出来上がってるゲームに
 大きな修正点がないかみといて・・・)
 
「〇〇の攻略本の校正やっておいて・・・」
 
(攻略本に掲載されている文言や、
 地味にめんどくさい「ボタン表示」や「ストーリー順」等があってるかの
チェックや、そこに載せる為の画面のスクショを撮る等・・・)
 
 
うーん・・・ヒマすぎてしんどい・・・。
 
さすがにヒマすぎて死にそうだったので、
一応、今のお偉いさんと、
元の部署の上司にも筋を通したうえで、
大阪本社に交渉して仕事をもらって、
こぢんまりと、
シナリオライティングをしたり、
WEBの仕事をもらって、なんとか凌いでました。
 
この時、居場所がなくて、
なかなかしんどかったです・・・。
 
そのうち、
以前から懇意にしてくださっていた
大手玩具会社のお偉いさんや
音楽会社の有名プロデューサーさんから
いつも私指名で電話が入ったり、
呼び出しがかかる姿をみられてか、
自分の上司(男性)も決まり、
かなり大きなゲームタイトルの
進行プロデューサーとして動けるようになりました。
 
へんな話ですよね・・・。
 
しかし、
その上司が曲者でした。
 
「上にはやさしく」
「下には厳しく」といった感じで、
態度が豹変する人だったのです。
 
自分のミスは私に押し付け、
私の手柄は上司の手柄として報告するような
とんでもない人でした。
 
 
お偉いさんは、
私ではなく、その上司の方を信頼して、
私は叱られるばかりで、
筋が通ってないことが大嫌いな私は、
納得できませんでしたが、
自分以外は元からのアットホームな雰囲気で、
揉めるのがややこしかったので、
暫く、我慢して耐え凌ぎました・・・。
 
そして・・・