昭和ボクシングその17~3度目の世界王座 | ジジイが来たりて愚痴を吹く

ジジイが来たりて愚痴を吹く

人生還暦を超えていよいよロスタイムに入りました。
いろいろ過去をふりかえりながら未来を描きたい
#MIOつくし #FC草津26期生

1974年2月28日 日大講堂
WBC世界Jライト級タイトルマッチ15回戦
同級7位 柴田 国明(BVDヨネクラ)
 判定
同級王者 リカルドアルレドンド(メキシコ)

柴田続くな。
沼田義明から王座を奪取したアルレドンドは
岡部進、アポロ嘉男、柏葉守人と
3人の日本人を退け、円をごっそり稼ぐ。
しかし上原康恒に判定で負けるなど下降線か?
試合は柴田の強打を恐れたアルレドンドが
初回から距離をとって安全運転。しかし
上下に体を揺さぶる柴田は的を絞らせない。
そして中盤からは飛び込みざまの左右の
フックが面白いように決まる。
結構柴田がノーガードで頭から突っ込む場面も
あるのだが決定的な一打は放たれず、
アルレドンドは過去の日本のリングからは
想像できないような怯え方で試合は一方的。
安心して試合終了のゴング。
文句なしの判定で三たび王座につく!


奪取した王者はそれぞれ名チャンピオンで、
2階級制覇含む3度の戴冠はやはり
相当の価値がある。
アルレドンドは日本人の方と婚約中で柴田は
「悪いことしちゃったなあ」とコメント。
人柄の良さが出ますね。
(その日本人とはキチンと遂げられたのかは
 不明です。アルレドンドは相当のイケメン
 なので要らぬ心配をしてしまいますわ)