◆プロレスNo.3:原爆固め
大物が来日する次のシリーズなんかは
毎回主役級を呼ぶわけにもいかず
やはり客の入りが若干不安。
そんな時に役に立つ,ギャラは高くなく
しかし観客のストレスは呼ぶチョイ悪な奴ら
ブルクラと比較すると小物感満載の
ブルートバーナード
スカルマーフィー
クルトフォンストロハイム
まあブルクラがダウンタウンだと
この3人はダチョウ倶楽部ぐらいか
それなりにプロレスの面白さは伝えて
くれるが馬場猪木の敵ではないレベル。
こいつらなら違う部屋からこっそり観る
必要もないか、と堂々とテレビの前に陣取る。
そんな相手に猪木が原爆固めを本邦初公開!
この日がいつだったかはさすがに覚えて
いませんでしたが
1969年7月3日蔵前国技館の
猪木、大木組対バーナード、ストロハイム組
アジアタッグ選手権。テレビで初めて見る
原爆固めは本当にビックリしました。
人間が首で自分の体重と相手の体重を支える
というのは物理がわからん小学低学年でも
人知を超えた出来事と映りました。
受ける方も怖いよね~
当時タイガーマスクの連載が「ぼくら」
という雑誌で始まっており、その特集で
猪木のコブラツイスト、卍固め、
デストロイヤーの足四の字固め
馬場のジャイアントバックブリーカー
(意外と仕掛けが難しい)や
32文ドロップキック(当たらなくとも
相手が吹っ飛ぶ)などの技が図解入りで
解説されており
これらを小学3年生にしてワタシは
ほぼマスターしておりましたが、
この原爆固めだけは無理でした(当たり前)
いつかは自分もやってみようと小学6年生で
トライするも単純に頭を地面に叩きつけた
だけで無理でした。(大爆笑)
その後猪木は
ドリーファンクジュニア
ジャックブリスコ
ストロング小林
藤波辰爾
マスクトスーパースターと
名だたるレスラーからフォールを
奪っていきます。
最後に観たのはアニマル浜口に
バックドロップをしたらブリッジできたので
そのまま固めようとして、足が滑るも
なんとか耐えた原爆固めでした。