攻めの健康経営とは、従業員の健康に対して積極的に投資をしていく事です。
従業員の健康に対して積極的に投資をしていく事で、業務の効率化・生産性の向上、社会評価と企業ブランドの確立やイメージ向上がみられるほか、特にプレゼンティーズムによる労働損失の軽減も図れるため、攻めの健康経営を取り入れることは企業にとって重要な投資となります。
労働損失の種類
アブセンティーズムとプレゼンティーズム
- アブセンティーズムとは、病気による労働損失を考えるときなんらかの病気によって会社を休む状態。
- プレゼンティーズムとは、出勤はしてるものの体調が優れず、生産性が低下している状態。例えば、慢性疲労症候群、うつ病、腰痛、頭痛、花粉症をはじめとしたアレルギー症候群などで体調が優れないなどがあげられます。この状態のときには、労働生産性が低下しており、結果的に企業の損失に繋がっていくのです。
労働損失が高いのは、プレゼンティーズム。
プレゼンティーイズムを評価
●アウトカム評価指標
評価方法は「健康 関連総コスト換算による評価」と「パフォーマンス低下度による損失額算定評価」の2つの方法があり、これらは、企業及び医療保険者が所有するデータのうち開示可能なものを用いて行います。これにより、健康経営の取組み効果として金銭的な部分での評価が可能となります。
●簡易チェックシート
評価を行うことで、プレゼンティーズムへの対策を立てやすくなります。
プレゼンティーズム対策
オフィス環境(空間・設備・情報・運用)を整備し、健康の保持・増進に繋がる7つの行動(快適性を感じる。コミュニケーションをする。休憩・気分転換する。体を動かす。適切な食行動をとる。清潔にする。健康意識を高める。)を誘発することが健康状態に影響し、最終的にはプレゼンティーズムの解消に結び付くとされています。