ツボの在りか | 風似庵(ふ~にゃん)の独り言のブログ 心をフラットにして

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自分が感じた面白い事、ちょっとイイ話、考えさせる話 を徒然なるがまま 「独り言」として書いています。
まぁ暇つぶしがてら読んでいただければ…




"イソップ童話"‥の "北風と太陽"‥という童話は誰でも1度は聞いた事がある話だと思います。


そのあらすじは、

ある日、北風と太陽が言い争いをしていました。

言い争いになってしまったのは、

"どちらが強いのか?"

‥という事で、どちらも、

"自分の方が強い❗️"

‥と譲りません。

で、勝負をする事にした‥のですが、その勝負の方法は、

"道を歩いている旅人の上着を脱がせた方が勝ち"

‥というものでした。

まず北風は、力一杯冷たい風を吹いて旅人の上着を吹き飛ばそうとします。

しかし、旅人は寒さにブルブル震え、上着をしっかりと押さえてしまい、北風は上着を脱がせる事が出来ませんでした。

次に太陽が、さんさんと陽射しを旅人に当てます。

最初は暖かさで旅人を包む様な陽射しでしたが、段々と陽射しを強くしていくと、旅人はあまりの暑さに上着を脱いでしまいました。

こうして 勝負は太陽の勝利に終る‥という話です。

この話、手っとり早く乱暴な手段を取った北風よりも、ゆっくりと気長に着実な方法を選んだ太陽の方が 結局は勝負に勝つ‥という事を教えてくれている‥のですが、実はこの話 "episode 1"‥の話で、"episode 0"‥が存在する事を知りました。

その "episode 0"‥の話のあらすじは こうです。

先程書いた "episode 1"‥は、

"旅人の上着を脱がせた方が勝ち"

‥というものでしたが、"episode 0"‥は、

"旅人の帽子を脱がせた方が勝ち"

‥というもので、まず太陽が強い陽射しで旅人に照りつけます。

しかし、あまりの暑さに 旅人はいっそう深く帽子を被り、太陽は旅人の帽子を脱がせる事は出来ませんでした。

次に北風が、旅人に強い風を吹かせたところ、旅人の帽子を飛ばす事に成功します。

つまり、この勝負は2回戦あり、 北風と太陽の勝敗は1勝1敗だった‥という事なのです❗️

では、この話 どの様な事を教え様とした‥のでしょうか?

それは当たり前の事なのですが、

"解決方法はケースバイケース"

‥だという事なのではないでしょうか?

また、相手によっても違う‥という事でしょう?


人は自身の "成功体験"‥から、ものの "是非"‥を判断しがちです。

たぶん、この "北風と太陽"‥という話も "episode 0"‥の存在を知らないと、

"根気よく暖かさを持って接する"

‥事が 物事を解決するのに有効な方法である‥と思ってしまう‥と思います?

そして、ふーにゃんも 実際 その様な考え方で人生を過ごしてきました。(ふーにゃんの性格もある‥とは思いますが‥)

でも、確かに 状況や相手によって そのアプローチが有効で無い場合もある‥という事もわかります。



話は少し飛びますが、

"心が疲れている人には正しい事を言ってはいけない"

‥と、昔 教わった事があります。

色々な事情や面倒な事に追われて、心がひどく疲れて、するべき事が出来ない人に対して、

"大変なのは解るけど、ちゃんとしないと‥"

‥なんて言おうものなら、その人は強く責任を感じて、

"やっぱり悪いのは自分なんだ❗️"

‥と自分を更に追い込んでしまい、状況は更に悪化してしまう‥と教わりました。

"頑張っている人に、「頑張れ」‥と言ってはいけない"

‥とも聞きました。

そんな教えを聞いたのは、ふーにゃんの父親が "鬱病"‥だった時です。

そして、そんな "声かけ"‥は "鬱病"‥の人には有効な方法では無い‥と今でも ふーにゃんは思っています。

で、ふーにゃんが何を言いたいのかというと、太陽や北風のミッションが成功したのは、その時の旅人の状況を把握したからであって(北風と太陽は そうは思っていなかった‥とは思いますが‥) つまりは その状況に1番適した方法を選択出来たから‥であって、それには相手の今の心理状態を推し測る事が大事な事ではないか?‥と思った‥という訳です。

相手によって、その状況によって その押すべき "ツボ"‥は違うのですから、その "ツボ"‥の在りかを見つけ、押す強さにも気を付けながら押す事が、より良い解決方法になるのではないでしょうか?

時には北風の様に、またある時は太陽の様に‥ウインク