勘兵衛に教えられた事 | 風似庵(ふ~にゃん)の独り言のブログ 心をフラットにして

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自分が感じた面白い事、ちょっとイイ話、考えさせる話 を徒然なるがまま 「独り言」として書いています。
まぁ暇つぶしがてら読んでいただければ…






フォローしているブロガーさんのブログに、“黒澤明”監督の作品 “七人の侍”‥の中の台詞が紹介されていたのですが、その台詞が丁度今 起きている状況に合った台詞でしたので紹介したい‥と思います。



場面は、野武士の襲来に備えて 村の外れにある3軒の家を潰す事を、“七人の侍”‥のリーダーである “勘兵衛(志村喬)”が村人達に告げる場面で、その潰されてしまう3軒の家に住む農民達が、

“他の奴らの家を守る為に、自分の家が犠牲になるのは納得出来ない❗”

‥と 今まで一緒に戦ってかきた仲間から離脱し、立ち去ろう‥とした時に “勘兵衛”‥が、腰の刀を抜き恫喝する時の台詞で、

“離れ家は3つ、部落の家は20、3軒の為に、20軒を危うくは出来ん❗”

またこの部落を踏みにじられて、離れ家の生きる道は無い❗

戦さとは そういうものだ❗”


“他人を守ってこそ、自分も守れる。

己の事ばかり考える奴は、己を滅ぼす奴だ❗”

‥という台詞です。



他の国の国家元首は、今回の “新型コロナウィルス”‥の蔓延について、

“戦争”

‥という強いワードを使い、国民に対して警告を発し、連帯を求めています。

それに対して日本の政府は、何だか危機感に欠けている様に感じてしまいます。

また今朝、

“政府が緊急事態宣言を1ヶ月伸ばす検討を始めた”

‥というニュースを聞いたのですが、それこそ、

“終息が何時になるか判らない”

‥様な事態である事の証明になりますので、国民の中にも “七人の侍”‥の “3軒離れ家の住人”‥の様に、ある意味 

“犠牲を払わなければならない”

‥立場の人も出てきてしまう‥事でしょう?

でも、“七人の侍”‥では、多大な犠牲を払いながらも、野武士を退治する事が出来ましたし、村が一致団結する事によって、3軒の離れ家の住人も救われる事になります。

ですから、今は全ての国民が一致団結し、犠牲を最小限にとどめる様に努力、我慢をする事が必要な時で、

“他人を守ってこそ、己も守れる”

‥という事を頭において、この難局に対峙しなければならない‥と思うのです❗

何故なら、これは “戦さ”‥であり、“勘兵衛”‥が言っている様に、

“戦さとは そういうものだ”

‥だからです❗プンプン



“映画”‥はフィクションなものですが、そこから学ぶ事も多い‥と ふーにゃんは思っています。口笛