「だから」から「こそ」への変換 | 風似庵(ふ~にゃん)の独り言のブログ 心をフラットにして

風似庵(ふ~にゃん)の独り言のブログ 心をフラットにして

自分が感じた面白い事、ちょっとイイ話、考えさせる話 を徒然なるがまま 「独り言」として書いています。
まぁ暇つぶしがてら読んでいただければ…





“中国”‥でのお話です。

異民族である “胡(こ)”‥の侵攻をを防ぐ為の要塞があり、その要塞がある国境の近くに住んでいる老人がいた‥といいます。

その老人は、要塞近くに住んでいる老人‥という事で、“塞翁(さいおう)”‥と呼ばれていました。

その “塞翁”‥のお話になります。


“塞翁”‥の飼っていた馬が突然、“胡”‥の土地へと逃げてしまいました。

その土地は敵の土地ですので、近所の人は気の毒がって “塞翁”‥を慰めました。

しかし、“塞翁”‥は、

“これなんぞ福とならざんや”

“これが幸福にならないとは限らない”

‥と言います。

すると、暫くして “塞翁”‥の馬が優れた馬を連れて帰ってきました。

近所の人がお祝いを言うと、“塞翁”‥今度は、

“これなんぞ禍とならんや”

“これが禍にならないとは限らない”

‥と答えました。

その後 “塞翁”‥の家には素晴らしい馬が増えました、でも馬に乗っていた “塞翁”‥の息子が落馬して足の骨を折ってしまいます。

近所の人がそれを慰めると、“塞翁”‥は、また

“これなんぞ福とならんや”

‥と呟きました。

その1年後、“胡”‥が攻めてきます。

村の若い人は皆戦い、10人の内9人までが死んでしまった‥そうです。

でも、“塞翁”‥の息子だけは足が不自由だった為に戦争に行かずに済み、“塞翁”‥ともども無事だった‥という事です。



つまり、この寓話の言いたかった事は、

“幸福と不幸”、“運と不運”、“吉と凶”‥は交互にやってくる。

だから、今 不幸でも諦めてはいけないし、今 幸せだからといって その状況が続くわけでは無い。

幸せなら油断するな、不幸なら希望を持て‥という事なのではないでしょうか?


“こそ”‥と“だから”‥という接続詞がありますが、人が危機的な状況に遭遇してしまった時、“だから”‥では無く、“こそ”‥という風に考えて事にあたる事が大事な事だと、ふーにゃんは考えています。

例えば、

“景気が悪い「だから」売り上げが悪い”

‥と考えても、決して売り上げは上がりません。

そんな時は、

“景気が悪いから 「こそ」売り上げを上げる工夫を考える”

“彼女に自分の愛情が伝わらない 「だから」付き合う事が出来ない”

‥と考えるのでは無く、

“彼女に自分の愛情が伝わらない 「からこそ」愛情が伝わる方法を考える”

‥と考えれば‥付き合う事が出来るかもしれません?ウインクラブ


この様に “接続詞”‥を代える事で成功に導く考え方を助け背中を押してくれる基となる “寓話”‥が “人間万事塞翁が馬”‥という寓話なのではないのでしょうか?


“だからでは

未来が無いと

こそに代え”

風似庵


これは、ふーにゃん“だから”言える事ですが‥ウインク

いや間違えました、ふーにゃん “だからこそ”‥言える事でした❗口笛