なぜ『マインドフルネス』なのか | 心はいたってシンプルだった〜マインドフルネスな日々〜

心はいたってシンプルだった〜マインドフルネスな日々〜

ヨガ・マインドフルネス瞑想講師の児玉美保による「心」について思うこと

〜なぜ『マインドフルネス』なのか〜


もし今、あなたが

 

毎日考えすぎて疲れてしまっているなら、

 

マインドフルネス

 

がお役に立てるかもしれません。

 

 

ここでは、現代社会の様々なシーンで注目が高まっている

「マインドフルネス」

という考え方について、ご紹介します。

 

■なぜ今、マインドフルネスなのか

今、これまでのシステムが大きく変化する中、

先の見えない暮らしについて、

社会全体が不安を抱えています。

 

 

家庭で、会社で、学校で。

 

今までの日常が変化し、混乱する日々。

 

 

正解がわからず、

助けを求めたくてもどうしていいかわからない。

 

 

さらに、答えを探すはずのSNSでは大量の情報に惑わされ、

焦りが募るばかり。

 

でもどうにか今日を乗り越えようと、

自分の足で踏ん張ろうと、

自分軸を探すのです。

 

そうして、

これまで閉ざされていた<個>を生かす時代の扉が開かれ、

<自分自身>に関心を持つ人が増えてきました。

 

これまで考えもしなかった”自分の本音”に焦点を当てると、

「本当の私はどうしたいのか」

と心に問い始めるはずです。

 

こうして、

「心の在り方」や「心の扱い方」について、

興味・関心を抱く方が増えてきました。

 

 

そんな時、

『マインドフルネス』

という考え方が、一つのヒントになるかもしれないのです。

 

 

■世界中に広まる『マインドフルネス』

 

『マインドフルネス』は、

2000年頃からアメリカのシリコンバレーで広まった、

 

「心の在り方」「脳の休息法」

 

と言える<メンタルトレーニング>です。

 

シリコンバレーでは、日々最新の技術革新がなされ、

世界のテクノロジー開発の最前線であるものの、

その進歩とともに、大きな問題が起こっていました。

 

それは、高度な開発・処理能力を求められる、技術者たちの健康問題です。

 

激務に追われ心身の不調を訴え脱落していく人材が多く、

その原因とされる「脳疲労」が問題となっていました。

 

 

そんな中、1979年頃から、

マサチューセッツ大学でマインドフルネスを研究していたジョン・カバットジン博士の

<マインドフルネスストレス低減法( mindfulness-bassed stress reduction:MBSR)>

が注目され、

 

シリコンバレーのITベンチャー、

Google、Intel、IBM、Facebook、Yahooといった大企業が、

 

世界10万人の社員に対してマインドフルネス瞑想を取り入れた研修を行なうようになりました。

 

 

中でもGoogleの社員研修プログラム

<Search Inside Yourself (SIY)>

は、

 

情報工学を専門とする研究者や開発者に不足しているとされていた、

EQ(情動的知能)を上げることで、

仕事の効率、成果、幸福度を高めることが証明され、

世界中から大きな注目を浴びました。

 

 

また、Appleの創業者、スティーブ・ジョブズも、

瞑想を実践していたことはもちろん、

店づくりや製品開発にまで”禅”を取り入れたことのは承知の通りです。

 

今やアメリカのみならず、

世界中の起業家やエグゼクティブに瞑想実践者が広まっているのです。