ピッチ(音程)の話(Ⅱ) | 感謝!感激!ポリあらし!

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Perfumeに救われた人間もいます


先週のNegiccoに続いて今週はさくら学院がPerfume姐さんたちとNHK MUSIC JAPAN
で共演!年末のBABYMETAL現象と言い最近のNHKの現場は良い仕事しています。

さて、そのMJですがグラミー賞4冠のサムスミスも出るという事で録画しつつも久しぶりにリアルタイムで観ていました。
TOPのさくら学院~のチャットモンチー~のAKB48~のサムスミス
で、AKB48の歌も久しぶりに生音で聞いて目からウロコだったのです。

私が中・高校生の頃、音楽の授業でやった発声練習は「あ え い お う」と発声していたのはなぜだったのか?
当時、先生の説明は「口を大きく開ける音から小さく開ける方へスムーズに発声する練習」というものだったと記憶しているのですがMJ直前に観ていた安ますみ先生の授業と合わせてもう一つ意味が有ったと気づいたのです。

さくら学院の公開授業の原型、さくら学院SUN10~の 『声の授業』
このなかで安ますみ先生は、小学生の頃50音を覚える時に抑揚をつけて発音して覚えてしまった癖は歌うときにも出てしまうという事を教えてくれています。

みなさん あいうえお から順に声に出して50音を言ってみてください。

『お』の音だけ低く発声していませんか?

「あ え い お う」には音程を一定化する癖をつけると言うもう一つの意味があったのではないかと今になって気付いた訳です。

さくら学院 SUN 11
http://youtu.be/5ebtYFkYFnw




それを気付かせてくれたAKB48の新曲 Green Flashを『お』を意識して聞いてみてください。CD音源ではなさそうですからテロップの歌詞に注目しながらどうぞ。

【AKB】「Green Flash」のライブ映像公開(MJの映像?)
http://youtu.be/uOE3QrPoXY8?t=31s



どうでしょう?
『お の段』の音が入った後はユニゾンがばらついていませんでしょうか?音程がしっかりしている子と出来てない子がいて、後ろに行くほどできない子が増えてゆきバラけが大きくなってゆく、この映像ではラップパートのあとが後ろへ行くほどバラケてゆくと私の耳には聞こえています。

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かたすみでひりなくり ひとごなかでなきたい

にじむまちあふれるなみだ けんそはきみにやさしい

~~ラップパート
わかれひちかづいたことくらい わかっていたはずなになぜつらい?

ほんとおはすきだったんだろう? いだってみめなかった フィールロウ

がってもこころはマルみえ しずんだそのこれるラブユー 

きづいて そきづいてちゃんくなる
~~

ゆうぐれがるにかわるまえに きょおのそのかなしみはいてゆこお

しだけとおまわりいいね あしたいいことあるかしれない
----以下略----------------------


誤解のないように記しておきますが、私にはAKB48を貶める意図はこれっぽっちもありません。たまたま安ますみ先生の声の授業を観た直後にMJを観ていて「なるほどこういう意味か!」と『アハ体験』したのでそのまま例題として紹介しただけです。この曲は、目力がちょっと気になるさやかさんと地元が近いみなみさんがラップパートをデュエットしてるのですからクサそうなんて気はサラサラないのです。

ただ、”曲は良いのに聞いてられないアーティストやアイドルが多いのはなぜか”の一つの答えが見つかった気はしました。

学校で習った事で”「発声」ほど役に立ったことはないかもしれない”と本気で思っていた時期もありましたが、カラオケがブームになる前に卒業してしまったのでもうちょっと真面目にタダで受けられる週一回の発声練習をやっておけば良かったと後悔しきりな日々ではあります。

しかし、さくらの子達はこの年代にこんなに解り易い授業を直接受けられてホントに大事にされているなぁ