JPN Tourファイナル沖縄の前になんとか書き上げなければと(^_^;)ってました。
「ROCKIN'ON JAPAN・5月号」「音楽と人・5月号」含めて移籍の話や写真に触れたエントリーは多々あるようですが、JAPAN5月号のこの部分をピックアップした人がほとんどいないようなので少しだけ。
わりと最近「school food punishment」というバンドが活動休止を発表しました。
2004年10月結成・2012年2月活動休止(実働約8年)
S・F・PはPerfumeセッションのメンバーがコピーバンドをやっていたので知りました。
キャンディーズ
1972年結成・1978年解散(実働約6年)
ピンクレディー
1974年には別名で活動していて1976年8月デビュー・1981年3月解散(実働約5年)
サザンオールスターズ
1975年青山大学で結成、1978年6月デビュー・2009年活動休止は記憶に新しいところ
(途中の休止期間も含めて実働約30年)
そしてSPEED
1996年1月結成・2000年3月解散(実働3年8ヶ月)・2008年8月再結成
売れなければ活動が続かない、売れても音楽性・方向性の不一致で解散に追い込まれたグループ、バンドの数々。
我らがPerfumeも例外ではなかったかもしれない時期があったことでしょう。
(JAPAN TIMESによれば実質上のリーダーである)あ~ちゃんがその危惧を感じていたという事なのか、感じずに済むように先手を打ったのか。記事からはどちらとも読み取れますが、結成11周年メジャーデビュー6周年の年の瀬、Tourを控えた時期にそんな話をしていたと知って心にストンと落ちました。
「Perfumeはやっぱり大丈夫。」
本人たちも二年振りのTourでテンションがおかしいと言ってましたし記事にもありますが、⊿Tourの頃とは雰囲気がガラっと変わっていました。
一言で言うと・・・「安心感」とでも言いましょうか。
DOMEまでは上へ上へと突っ走って、あれだけ売れていても「崖っぷち」は変わらない意識だったのでしょう。
震災を経験し、アマチュアも含めて多くの音楽に関わる、特にフロントに立つPlayerさんたちはものすごく考えたと聞きます。
「自分たちは音楽を続けて良いのだろうか?」
3人が出したその答えがアルバムJPNであり、今回のTourであり、JPNスペシャル(仮)のナレーション「今私達に出来ること」であり、遠い目標と直近の目標をちゃんと見据えての移籍話であり。
昨年末の話し合いを経てこの先、出て行っても考えの違いなどで土台が揺らぐような話にはならないと確信させてくれます。
Perfumeには身内に優秀なスタッフと、なにより信頼に足るファンが沢山いると信じてくれた証がこの記事には詰まっていると思いました。
もちろん、いずれその時が来ることは間違いありません。
しかし、私が生きている間にはその時は来ないと思わせてくれる、このインタービュー記事を抜粋してお届けします。
沖縄参戦の皆さん
各地でセトリ予想が出ていますが、私も大幅に変えざるをえないと思っています。
階段も釣天井もなし、あるのはレーザーと、もしかするとモニターはあるかも?
タイトル変えるほど中身も変わるでしょうから全く違うLiveになることでしょう。
もしかすると旧曲をフルでオンパレードだったりして…
とっくにあきらめていたハズなのに悔しい思いがないと言えば嘘になります。
みなさんそれぞれリスクを背負ってのフライトでしょう。
思う存分楽しんで来てください。
あす仕事で良かった(^_^;)
く・・・悔しくなんてないんだからね!(キリッ)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ROCKIN'ON JAPAN 5月号より抜粋(インタビュアー 小松里香)
---------------------------------------
あ~ちゃん
「去年の十二月かな、すごい私、考えていることがあって、こうしていきたいし、もっとこうしたほうが良くなると思うし、グループってこういうものだと思うしっていう話をふたりにしたんですよ。その話をしてからは、みんなもっと相手のことを尊重するようになったし。『親しいき仲にも礼儀あり』って言葉ってほんとその通りだと思っていて、例えば、親しいからって何かしてくれたらありがとうってお礼を言うのはもちろんだし、悪いことをしたなと思ったらごめんねって謝る。ずっと一緒にいると、そう言うことがこっ恥ずかしくて素直にできなくなっちゃったりとかする。でもそういうとこは忘れたくないから、今一度見つめ直そうって話を私がさせてもらったんですよね。それですごいすっきりして。だから今回の「世界に行きましょう」っていうのも、またよっしゃ!って自分も走り出せるし」
● 三人でそういう話をしたんですか。
のっち
「はい、先生と四人で、かな」
あ~ちゃん
「もちろん一番はPerfumeだし、Perfumeのことを考えて日々生活しているけど、もっと思ってみない?っていう感じで提案させてもらった。したらふたりも、そうしようって言ってくれて、Perfumeを求めてくれている人がいる限り、同じところを向いてやっていくのがグループで、そこは大変だと思うんですよ。それぞれが見えている道が別々になっちゃって解散することも多いとおもうけど、昔から一緒にやってて、自分の夢に一番近い形がPerfumeで、そのPerfumeをこんなに求めてくれてる人がいるから、その人たちのためにやれる幸せをもっと感じたいって提案させてもらったんです。そのうえでツアーをやってるから、自分もふたりが笑ってくれてるのを見るとすごく幸せだし。だから今ツアーもすごい楽しんでやらせてもらってますね。」
● 前回の⊿TOURは、直球勝負のかなりシンプルなライブで、今の状況を守ろうとしている印象があったんですけど、今回は全然違うと思うんですね。
あ~ちゃん
「今すごい思い出しましたね、前回のツアーのこと。今、やばいかもしれないみたいな、バリア張ってて、だからライブがそういうふうに見えたかもっていうのもあるのかもしれないですね」
●とにかく振り落とされないように地に足をつけようとしている感じがしたんですね。
あ~ちゃん
「わかる。あの時の状況だと思いますね。そういった意味では、すごい素直にこの「JPN」はみんなに届いてるのかなと思うと嬉しいです」