もう思い出せないような
些細な大事なことも、

日常から少し離れれば
事実から掛け離れてる、
誰もがわたしを化石にしても
貴方に生かして貰いたい
これ以上埃で塗れない様に
貴方とお互いの生命がまだ
繋がっていることを
確かめて
いつか別れを識る恐れから
逃がして
いまは叱って笑って何時も通り

誰かが貴方を褒めそやしても
わたしは姿勢を崩さない
それ以上噂で汚れない様に
貴方とお互いの意志をただ
敬っていることを

確かめて
いつか衰えて行く恐れすら
融かして
そとが白んで変って浮沈るまに

生きているうちはずっと旬だと
そう裏付けて
充たして
いまを感じて覚えて何時もより
生きて、生きて、活きて居よう
知り合いのおっさんがすごい大変な病気になった

潜伏期間は割と長めで50年

ウイルスを保有していても

発症する確率は5%

2年以上生きた人いなくて

なんとそのおっさん発症しちゃった


そのおっさんとはそんなに関係が深い訳でもないし

べつに死んだからといってお葬式いって

ふんわりと悼むことになるんだと思うんだけど

人間は常に回りに死がつきまとってて

嫌になっちゃうね

希望の芽を摘まれてるような気分になる

希望なんてないのか いやあるだろ


そのおっさんは今も希望を持ってるんだろうか

今まで2年以上生きた人はいない病気になって

2年以上生きる希望を持つことはできるのか

一人になってやるっていう気持ちに

なれるんだろうか

重くなった身体を奮い立たせて

そんな無謀なこと考えられるんだろうか


大きな悩みを目の前にして

「わたしのなやみはちっぽけでした」

なんて馬鹿みたいなこと考えたくもないけど

だってそうじゃないか

「わたしのなやみ」だって大いなる悩みじゃないか

気にすることはない、自分の悩みを貫けばいい

悩みとかって比較できる問題じゃないと思う

守銭奴だって、ホームレスだって

ブルジョアだって、なんかまあ

悩みなんてあるんだろう

はあ

もうなんなわけ

みんなしてなんなわけ


おっさん死んだら

それこそ僕の希望が

消えちゃうような気がする
都会は朝
古くさい
孤独な訳飲み込ませて
お決まり通り

こなしましょう
唯一のマナー
怠けちゃ駄目

下らない程気持ち良いの
繰り返しの事言って
都会は夜

水臭い
真昼の嘘
酌み交わして

野性になって
忘れましょう
唯一のマナー
真面目じゃ駄目
やるせないほど気持ち良いの
裏返しのこと言って
面白くないと思うなら
水が合わない

そうこの街は
嘘も真実
真黒い朝
真白い夜

欲深いほど
息が詰まるから
今と心中そして
人のせいにしない
それが都会のマナー
僕らが手にしている
富は見えないよ
彼らは奪えないし
壊すこともない
世界はただ妬むばっかり
もしも
彼らは君の何かを盗んだとして
それは
くだらないものだよ
返して貰うまでもない筈
何故なら
価値は生命に従って付いている
彼らが手にしている
富は買えるんだ
僕らは数えないし
失くすこともない
世界はまだ不幸だってさ
もしも
君が彼らの言葉に嘆いたとして
それは
つまらないことだよ
なみだ流すまでもない筈
何故なら
いつも言葉は嘘を孕んでる
君の影が揺れてる
今日限り逢える日時計
何時もの夏がすぐそこにある証
君の喜ぶものは
ありあまるほどにある
すべて君のもの
笑顔を見せて
もしも
彼らが君の何かを盗んだとして
それは
くだらないものだよ
返して貰うまでもない筈
何故なら
価値は生命に従って付いてる
ほらね君には
富が溢れている
これくらいの感じでいつまでもいたいよね

どれくらいの時間を寄り添って過ごせるの

これくらいの感じで多分ちょうどいいよね



僕らが手にしている
富はみえないよ
彼らは奪えないし
壊すこともない
世界は只
嫉むばかり
もしも
彼らが君の
何かを盗んだとして
それは
下らないものだよ
返してもらうまでも
無い筈 何故なら
価値は
命に
従って付いてる
ほらね
君には
富が溢れてる
辛いフリしてたら神様が心配してくれると思っていた。

夢に出てきた片桐はいりや片平なぎさが何を意味するのかを追求するよりも、考えなくちゃいけないこと。

胸張って生きよう。

何も間違ってない。

間違ってるのは、ただ僕がここにいることだけなのかもしれない。

どうせやるなら楽しくやろうって言葉が嫌いなのは、

つまらないことにとらわれ過ぎてるからだと思う。

誰も見送ってはくれない。

未来を自分で作る。

誰が僕の未来を作る?

僕。