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〚連載ストーリー〛
幻灯のカケラ
では、私の連載ストーリーの第7話をお届けします♪
※本編の前に【幻灯のカケラ】という意味の解説をします。
過去の記憶や失った夢を幻灯（映写機）に例えて、儚くも美しい人生を描きます。
連載【幻灯のカケラ】運命の再会：第7話 新たなはじまり：職場にキーマンが現れる
新たなはじまり：職場にキーマンが現れる
仕事にも慣れてきた私は、テレビ販売の実績も積んできた頃、さらにお店は忙しくなりました。夏季営業のため、エアコン売り場に応援に行くことになりました。
エアコン売り場は、テレビ売り場とは一味違った雰囲気で満ちていました。暑い夏の日差しを遮るために陽射しを遮るカーテンが揺れ、お客様がさわやかな風を求めて近づいてきます。私はそんな風景を目にしながら、この場所での仕事に少し緊張を覚えました。
しかし、その緊張もすぐに吹き飛びました。お客様の笑顔や喜びの声が、私の心を元気づけてくれたからです。エアコン売り場では、お客様が快適な暮らしを送るために必要なアイテムを提案することが求められます。私はお客様の声に耳を傾け、丁寧に商品を説明しました。
その結果、多くのお客様から感謝の言葉をいただくことができました。自分の力でお客様の生活を豊かにすることができる喜びを感じました。テレビ販売とは異なる環境での仕事に挑戦することで、私はさらに成長することができました。
熱い夏の日差しの中、私はエアコン売り場で一生懸命働いていました。お客様の笑顔や感謝の言葉が、私の励みとなっていました。そんな中、突然、ゼミ仲間の白井君が姿を現しました。
白井君とは学生時代、同じゼミで過ごした仲間でした。彼との再会は、まさに偶然の出会いでした。本来なら私はテレビ売り場で働いており、いつもの売り場にいたら彼との再会はありませんでした。それだけに、この出会いは運命のいたずらとも言えるものでした。
白井君との再会は、まるで昔の日々がよみがえるかのようでした。彼の声を聞いた途端、学生時代の懐かしい思い出がフラッシュバックしました。私たちは笑いながら、当時のエピソードを振り返りました。
「覚えてるか？あの時の懇親会、最高だったよな！」
白井君が笑いながら言います。
「ああ、もう、あのときはよく飲んだよな。みんなでワイワイやってたっけ。」
私も笑いながら返します。
お互いに近況報告を交換しながら、久しぶりの再会を楽しんでいました。白井君は大手企業で働いており、結婚もしていたことを知りました。その話を聞いて私も自分の近況を話すと、彼は驚いたような表情を見せました。
「お前も大きくなったな。俺たちもう社会人だもんな。」
白井君が感慨深そうに言います。
再会の喜びと、昔話に花を咲かせる楽しさで、売り場に笑い声が満ち溢れていました。私は白井君との再会を、運命のいたずらとも言えるものと感じました。この再会が私に与える影響は、まだ予測できないものであると感じたのです。
話が盛り上がりすぎて、ついついサシで飲みに行くことになりました。ずっと仕事漬けだった私にとって、白井君との再会はとてもうれしい出来事だったのです。さらに、この白井君との再会が、私にとっても劇的な変化をもたらすことになるのでした。
【第08話】キューピット へ続く。
（つづく）
次回予告：
運命的ともいえる出会いをしました。
次回は、すれちがいから起こるある出来事がおこります。
つづきはコチラ
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