Mike Oldfield「Pran's Theme/Pran's Theme2」 | zoominpapaの洋楽感傷

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映画音楽 其の九

今日はローランド・ジョフィ監督作品 『The Killing Fields』(1984)から、メインテーマ曲の「Pran's Theme」を紹介します。

zoominpapaの洋楽感傷-マイク

この美しいスコアを担当(作曲)したのは、マイク・オールドフィールド。サントラとしてではなく、彼の一連の作品として聴いた人も多いと思います。例によって映画の内容については触れませんが(ポルポト時代のカンボジアのお話です)、個人的には(一点を除き)感動的ないい作品だと思いました(相変わらずの欧米目線に批判があったことも事実ですけど)。

マイク・オールドフィールド自身の作品としては、1983年に 「Moonlight Shadow」が大ヒットした直後の作品で、リリースはアルバム『Discovery』と同年です。詳しいことは知りませんが、「Moonlight Shadow」が収録された『Crises』と『Discovery』は双子のような内容ですから、その後にレコーディングされたんでしょうかね?映画音楽ですから、当たり前と言えば当たり前ですが、これらの作品と比較するとかなり落ち着いたサウンドに仕上がっています。

さて、私は当時ニューウェイブを中心に音楽を聴いていたんですが、その一方彼の音楽にもどっぷり浸かっていました。おっかけをやめたのは今世紀に入るちょっと前です。私的なローテーション回数は、初期の三部作『Tubular Bells』(1973)、『Hergest Ridge』(1974)、『Ommadawn』(1975)がダントツですが、このサントラも彼の代表作と言って差支えないでしょう。

ところで、先述の不満点ですが、それはやはり映画のエンディングで流れてしまうこの曲”です。当時も賛否両論がありましたが、どう考えても(曲云々ではなく)、映画音楽史上最大のミスマッチとしか思えません。私的には、同年公開された『風の谷のナウシカ』のエンディングに流れる、安田成美の「風の谷のナウシカ」くらい衝撃的でした(笑)。これも、細野晴臣氏が作ったいい曲ですが、やはりシチュエーションは大事ですよね......。

Musicは、Mike OldfieldPran's Theme/Pran's Theme2