クマバチは何故飛べるのだろう | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

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動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

北海道のある町で
ヒグマの駆除を頼まれた
ハンターの日当が安過ぎる!
と話題になっている


ヒグマを駆除することは
誰にでもできる
簡単なものではないだろう

どこにクマが隠れているか?
クマがどのように動いていくのか?
を予想して
山の地形を考えながら
一日中原野を歩き、クマを追う

クマの駆除は
確かな技術があって
初めてできること

技術は1日で身につくものではない
どんな技術も
何年もかけて
経験を積んで
一人前になっていく

ちなみに駆除ではないが
我々が動物を治療や
移動のために捕まえたり

その動物が動かないように
抑えている保定という技術も
経験と改良を重ねて作りあげる
技術だ、と言える 

だからハンターの方々が
クマを駆除する技術を
身につけるまでの努力や工夫や
大変さは想像できるなぁ

クマの駆除の日当は
各市町村によって
その金額は異なるそうだ
ハンターの方々の責任感に
おぶさるのではなく
駆除事業が継続的に行われるよう
しっかりと予算をつけていく
べきではないかな

クマも人もお互いに距離をとって
接触せずに暮らしていけたら
良いのにな

昨夜の凄い嵐が過ぎて
今朝は晴れてきた

庭のバラには
ものすごい数の、クマバチが
ブンブン大きな音を立てて
飛び回っている


ここに来て欲しいのは
日本ミツバチなのだけど
肝心の日本ミツバチはここには来ず
大きなクマバチが
たくさん飛び回っている



クマバチは
その大きくて太い体から
クマの名前がついているが
実は性格はおとなしい
クマバチを手で持って握ったりしない限り
クマバチが人を刺す事はない

そんなクマバチには
面白い話があって
この体型では物理学的には飛べないはず、
という説がある



クマバチが飛んでいるのは
根性で飛んでいるのだ
という都市伝説もある

実は彼らは1秒間に300回以上
羽ばたくことにより
その大きな身体を宙に浮かべ
自由に飛び回ることができる

ブンブンと大きな音を立てて
飛び回るクマバチたち
彼らは人の学問を超えたパワーを
持っているかもしれないね



それにしても
ニホンミツバチは
どこにいるのだろう

俺の作った巣箱にも
まだミツバチたちは
やってこない


クマバチがたくさんいると
ミツバチは来ないのかなぁ?

ニホンミツバチの群れの引越しは
6月位でも起こることもあるので
まぁもう少し様子を見よう

そしてダメなら来年に向けて
そのまま頑張ろう

自然相手はなかなか難しいものだね