モクズガニが美味いことを人々は知らない | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

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動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

北海道では、モクズガニが
ブランドガニとして発売されるらしい。


東京農大が
北海道のモクズガニを養殖して
ブランドガニとして売り出す!
とのニュースだ。



モクズガニとは
日本の河川にすむカニで、
とても美味しいカニとして知られ
中華街で売られている上海ガニに
とても近い種類だ。

ちなみに上海ガニは
正式名称は
チュウゴクモクズガニ。

カニの中で1番美味い!
と言われるほど美味しいのだが、
あまり数が獲れないことから
一般にはあまり流通していない。

普段は川や沼に住み、
産卵のために秋から冬にかけて
海へと下る。

上海ガニよりも
少し甲羅に丸みと厚みが無い感じで、
前足にあるハサミに苔が生えて
それが藻屑、モクズのように見えることから
この名がついたんだ。



昔、横浜の中華街で、
先輩と上海ガニを食べたことがある。
調理する前に、産地を証明する
バンドが付いている状態で
カニを見せてくれた。

なるほど、
カニもブランドになるとこうなるのか?
とその時思ったものだ。

北海道では
モクズガニは網を破ったり
養殖している魚を食べてしまう
邪魔者扱いなのだそうで、

これを廃棄するのに
1千万円も使っているという
こんなに美味いものを
捨ててしまってはもったいない。
ということなのだろう。

何せ、その味は
上海ガニに、負けないのだからね。



このモクズガニを養殖し販売する
東京農大といえば
今度の箱根駅伝にも
スーパールーキーの活躍で
10年ぶりに出場するね!



俺も農大一高の出身だから
応援している。
箱根で大根踊りを見られるのは
楽しみだ。

そして今日はこれから
中学の同窓会だ。


10歳から18歳までの8年間
当時住んでいた地域は
坂を5分も下れば新宿。



身近に自然の無い
俺にとっては辛い
この環境があったから

自然や生き物を追いかける
俺の人生が始まったのかもしれないね。

バブルの頃
地上げの嵐が吹き荒れ
街はすっかり変わってしまい
当時住んでいた人々は皆
どこか他の地域へと
いなくなった。

住む人のいなくなった街では
通っていた中学校も小学校すらも
今では廃校となっている。

中学の仲間と会うのは
卒業して以来。

40年以上の時が経ち
果たして、何人の友達の顔が
見ただけで誰だかわかるだろうか?
逆に、俺を見て、わかる人は
いるのかなぁ

ちょっと不安。