またまた、凄いヒツジが登場!この子は何年毛を刈られずにいたのだろう? | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

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動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

またまた、オーストラリアから
凄いヒツジのニュース。

オーストラリア南東部ビクトリア州で、
大量の毛に体を覆われた羊が見つかった。

どこかの牧場から逃げ出し
何年もの間、誰にも見つからず
森の中にいたこの羊を
発見した人が、

家畜保護団体
「エドガーズ・ミッション・
ファーム・サンクチュアリー」に
連絡して保護された。

バーラックと名付けられた
このヒツジは早速
目も覆われるほどに伸びた毛を
刈られることに!

凄い量の毛だね。

刈られた羊毛の重さは、
なんと34キログラム。

それは、
子どもひとりの体重にも
相当する重さだ。

こうしたヒツジの話は
以前にもブログに載せたね。

そう、
みんなが知っているヒツジは
緬羊(メンヨウ)と呼ばれ
毛を利用するために
ムフロンという野生のヒツジから
家畜として改良されてきたんだ。

このヒツジたちは
他の動物たちのように
季節の変化によって
毛が抜け変わらず
一生同じ毛が伸び続ける。

だから、ちゃんと管理して
人が毛を刈ってあげないと
このバーラックみたいに
なってしまう。

ちなみに、
毛刈りは一年に1回
または2回

34kgの毛といえば
ヒツジの体重の約半分くらい。

そんな重りを背負っていても
森の岩場を歩きまわっていた
というのだから
足は丈夫だったんだね。

毛を刈られて身軽になり
視界良好になったバーラックは、
エドガーズ・ミッションで
他の動物たちと
穏やかな生活を送っている。

そんな今日
現場ではまた新たなヒツジの
赤ちゃんが産まれたよ!

産み落とした後
なかなか親が子供を
舐めなかったので
心配したけれど
もう大丈夫。

やっぱりヒツジの子は
可愛いね!