楽しい焚き火は 確実な消火が命です! | 小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

小さなふれあい動物園のひげ園長が送る、日々の動物達との暮らし

動物とのふれあいを通じて、生き物の素晴らしさを伝えることが仕事です。動物気功師として活動しながら、亀仙人を目指して修行中。

長野県の安曇野を流れる
犀川には、
毎年冬になると多くの
コハクチョウがやってくる。

ここで冬を過ごし、
春を迎え繁殖期に入った
コハクチョウたちは

繁殖のために
生まれ故郷の
シベリア地方に帰っていく。

コハクチョウの北帰行がいよいよ
始まった!
とのニュース

昔であれば、
ちょっと寂しい
残念な気持ちだったが

今はそんな気持ちより

早く帰って頂戴ね!

という気持ちが本音だ。

ハクチョウに始まり

冬の渡り鳥たちが
北へ帰って行く。

みんな帰ってくれたら
一安心!

鳥インフルエンザの心配を
しなくても良くなるからね。

いなくなるのは寂しいけれど
早く安心したいね。

安心といえば
今も、燃える足利の山火事!
早く鎮火して
避難している方々にも
安心していただきたいね。

昨日の強風は高速道路を
走っていても
本当怖かった。

その風が山火事を広げている。

今年は雨が少ないし
そこにこの風だから
火はドンドン広がって行ったのだろう。

その火は、まだ燃えている。
早く鎮火することを
祈る。

昨夜、この、山火事の
ニュースを見ていて

思い出したのは、
高校の生物部に入って
初めての山での調査の時の事。

中学生の頃から
一人で山に入って火を焚いたり
していたので、
飯炊きの担当になって
火の管理をしていた。

朝は、出発までに
焚き木を燃やし尽くして、
水をかけて火を消して、

石で組んだカマドを
全部崩して
壊してから出発する。

ここで大学生の先輩から
目玉が飛び出るほど
怒られた!

俺の焚き火の後が
完全に消火されていなくて
端っこが少しだけ
燻っていたからだ。

俺は、水もかけたし、
そのうち水が染みて
火は消える!
と思っていた。

先輩は言った。

絶対にしてはいけないことは
火の不始末だ!
これだけは、何があっても
ダメだ。

もし、この火が
山に移り
山火事になったら
大変なことになるんだ!

完全に消火できるまで、
絶対にその場を離れてはいけない!
わかったか!


40年以上前
15歳の時に
言われ
今でも覚えているセリフだ。

その先輩は
今も日本全国の険しい山を歩き回り
イヌワシの生息状況の調査をしている凄い人

その後
焚き火を囲みながら
それぞれの生き物の
専門家となった先輩たちの話を、
聞いて教わったことは
しっかりと俺の脳ミソに
染み込んでいる。

焚き火は良いね。

火を見ながら話をすることは
とても印象深く
心に残る


これからは、うちにやってくる
子供たちにも経験させたいんだ。

だからこそ、

焚き火をしたら
絶対に確実に消火すること、
風の強い時
無理して火を焚かないこと、
などなど

火の不始末だけは絶対にないように
伝えていきたいね。