[春高]1回戦~準々決勝・古賀紗理那の個人成績 | バレー・テニス中心のスポーツブログ

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読者さんからとても貴重なデータをいただきました。具体的な数字を見てみたかったので、本当にありがとうございます。頂いた数字を自分がまとめてみました。


熊本信愛の古賀紗理那選手の個人スタッツです。スパイク(BS)、ブロック、レセプション、ディグまで数値化してあります。こうやって見ると、特徴がよくわかりますね。


あくまで個人的な観点からのスコア付らしいので、ご参考までにお願いします。

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1回戦:札幌大谷 2-0(25-22、25-20)

2回戦:土浦日大 2-0(25-11、25-17)

3回戦:高松商 2-0(25-17、26-24)

準々決勝:古川学園 2-0(25-20、25-23)


スパイクは、総打数117本で56点の決定率47.9%。やはりすごい選手だというのがわかりますね。そして最も古賀選手の魅力はミスが少ないこと。100本以上打ってもミスがわずか5本。でもこの中にセッターのトスミスでの仕方ないミスが2、3点あったような気もします。


だから実質、117打数中の2点くらいが自身のミスということでしょう。本当にミスが少なくていい選手です。ディフェンスもできて、日本人が苦手なブロックが強い。これは真鍋監督好みの選手でしょうね。セッターのレベルが全日本クラスになれば、如何なく実力を発揮する選手になりそうです。


Vプレミアの個人成績を見ても、

1位:荒木 189打数 99点(失点14)

2位:長岡 291打数 143点(失点14)

3位:平井 147打数 71点(失点9点)

と高校バレーとVプレミアの大きなレベルの違いはありますが、社会人トップ選手よりも失点は少ない傾向にあります。


ブロックが2枚ついたときに、どうコースを切るかでしょうね。コースの幅がほしいです。気が早いですが、シニアの世界レベルになれば、190㎝以上のブラジルのタイーザ、ドイツのフュルスト、セルビアのラシッチなど、とんでもない高さのブロックが並びますので、広角に打てるコースの幅の会得は必須ですね。


特にいいのがBS。まだ高校生なので、他チームのブロックがマークに付けてなく、フリーで打てているというのもありますが、非常に無駄のない省エネのBSですね。小型のヨンギョンっぽいです。BSで日本の第一人者と言えば、迫田選手ですが、迫田選手は助走をフルに使った全力BSですが、ポンポンと2歩助走でもできるようなBSです。


こういう助走ができると、レセプションを受けてもBSができるという利点もあり、16歳ということに驚かされます。ヨンギョンと迫田選手のBSの違いは以前ここに記載しましたので、上記の解説が知りたい方はここを参考までにご覧ください。

http://ameblo.jp/zooblog/entry-11400438207.html


すでに16歳にして前衛でレセプションをしてからのスパイクが完成してるんですよね。しかもハイセットではなく、速めのコンビ攻撃として。BSも助走幅や歩数が少なめなので、いくらでも早くできるでしょうね。スパイクに関しては、木村を超える可能性もあると思います。


ブロックはフォームや助走が男性並みなので、全日本のシステムになれるかでしょう。


課題は、木村を真似し過ぎるサーブフォームとディフェンスでしょうね。サーブはトスが体に付き過ぎているので、もう少し手前にトスの位置を変えれば、もっと体重が乗り、変化が出るサーブが打てると思います。


ディフェンスは、準々決勝の古川学園は、さすがに強豪校だけあって、戦略を使ってきました。サーブを古賀選手に徹底的に狙い、崩しにかかりましたが、18本中13本成功の72.2%と崩れなかったですね。レセプションは、経験次第なので、これから欧州の高さと重さがあるJフローターの受数をこなせば、成長できると思います。


そしてもう1つ、レセプションで◎なのは、守備位置を前目にして、オーバーパスレセプションを多用していたこと。今の時代に合った、無駄のない動きで、綺麗なレセプションをしているのが印象的でした。今年から世界のバレールールも替わり、1stタッチでドリブルをとるというルールが復活してしまいますが、すんなり全日本に入れる才能を持った選手だと思いました。


後はディグですね。腰の位置が高い気がするので、もう少し低く構えて、フライングできるようになるともっと上がると思います。ディグに関しては、まだまだこれからでしょう。


全日本女子ユースのレセプションシステムがどういう陣形なのかはわかりませんが、前衛3ローテでもすべて行うとなると、また変わってきます。信愛は他の選手が、特にリベロが必死にカバーしてますので、国際経験を積めば、更に上手くなるでしょう。


16歳でここまで仕上がってる選手は、なかなかいないですね。中学で15㎝伸びたと聞きましたので、身長も185㎝位は欲しいです。キムヨンギョンも18歳から数年で4㎝伸びて、188㎝→192㎝といつの間にかデビュー当時から190㎝以上になってましたからね。あれ、いつの間に190㎝超えたん?と思ってしまいました^^;


181㎝だと世界では小柄なので、最低でもあと4、5㎝欲しいです。身長よりも最高到達点という声もありますが、最高到達点はあくまで最高のコンディションの場合の打点。バレーに求められるのは、試合を通して平均到達点の高い選手だと思います。


全ての技術に才能がうかがえる「古賀紗理那」選手。16歳というのが信じられませんが、リオ五輪のスタメンエースに向けて、大きく成長を期待したいです。


今年は、6月末にタイでの世界ユース選手権があり、その他インターハイ予選、本選、国体予選、本選などがあるので、全日本に全て参加とはいかないでしょうが、できるだけ使ってほしいという希望があります。楽しみです!




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