ロンドン女子バレー最終成績 | バレー・テニス中心のスポーツブログ

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ロンドンオリンピック女子バレーもブラジルの優勝で終わりました。


決勝を見ましたが、1セット目はいとも簡単にあっさりとアメリカが25-11と先取!やはり復活したブラジルもやはり不安定か?と思い、アメリカの3-0勝ちが予想されましたが、ここからブラジルが怒涛の復活!このチームは何なんでしょうね?


本当によくわからないチーム。気分屋なんですかね?ガラッとプレーが変わり、ミスが減り、コンビが合い始めました。そこからはブラジルのワンマンショー。あれだけ質が高く、安定したアメリカの攻撃を次々とブロックandディグ。こんなに予選の時拾ってたか?というくらい日本のディグよりもいいくらい拾いまくるので、アメリカが我慢できずにミスか被ブロックに合う。


タイーザ、ファビアナ、シェイラが復活して、どうにもこうにも止まらない。ここまでくると超能力バレーをしているとしか見えない。凄すぎ!強すぎ!


オリンピックってここまで強くないと金メダルは取れないんですね。日本が金メダルを獲る姿が想像できなかった。それくらいレセプション、攻撃、ブロック、ディフェンスが完璧なバレーで3セット連取!3-1でブラジルの優勝!!!


準決勝の日本戦と同じような出来で、圧勝ですよ!1セット目の11-25は何なんだ???今回のブラジルはよくわからなかった。メンタルだけの問題なのかと思うほど、不安定の気分屋バレーだった。勝利の執念が準々決勝から本気で出始めた感じ。


では最終順位を見てみましょう。

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イタリアは、ジンクス敗れず。未だにオリンピックは3大会ベスト8止まり。中国は2000年シドニー以来のメダル逃し。ロシアは2大会連続でベスト8で、ロシアのバレー全盛時代はそろそろ終幕を迎えようとしている感じ。


ガモワの代表引退という噂もあるし、これから4年後のリオ五輪はどういう勢力図になるのか?


 ブラジル:若手が育ってなく、30歳前後ばかりの高齢化!若手育成が急務

 アメリカ:フッカー、アキンラディオ以外は30歳前後のベテランばかりで育成急務

 日本:低身長のバレーがいつまで通用するか?高速バレーを4年で完成させるべきか!?p>

 韓国:ヨンギョン以外の育成急務

 中国:リオ五輪に全盛期を迎えるメンバー。弱点のディフェンスを克服できるか?

 イタリア:最も高齢化!2011年世界ジュニア優勝メンバーが入り、ガラッと若返りそう

 ロシア:コシェレワ、ゴンチャロワがいるが、ソコロワ、ガモワが代表引退。ただ、強さは不変!?

 トルコ:自国リーグの発展に伴い、4年後が最もピーク。課題は失点の多さ

 セルビア:ディフェンス型のサイドアタッカーが課題


これからは、おそらく200㎝超えの選手が続々と出てきて、女子もついに200cmの時代に突入するでしょう。その中、低身長のバレーでどこまでやるのか?が最重要課題ですね。世界的に見ても、非常にベテランが多い女子バレー界。おそらく2013年度からは、かなりの若返りで、新たなエースが生まれる予感がします。


韓国のように必要以上に高くしても意味がない。今のディフェンスを最低限維持しながらも、身長を高くしながら、ブロック力を高め、逆にディグの負担を軽減する。


攻撃面では、やはり個人としてはブラジル男子のような高速バレーは見てみたい。女子の身体能力では不可能とされている前衛MBとBSとの時間差。


シンクロ(アタッカー4人が同時に助走を始め、様々なポジションでスパイクを打つ攻撃)がしっかりと根付いてきている全日本女子。3年半かけて、高速化は必須でしょうね。


今回はやりましたが、やはりスパイカー陣が対応できてないので、非常に難しかった。ただし、江畑選手の攻撃は本当に速くなりました。世界バレーの頃とは全く違うスピードです。


後はセッターの高身長化。中道選手というメダリストもいるし、竹下を2年間じっくりとみてきましたので、戦う戦術はしっかりと学んだでしょう。竹下選手よりもさらにWS依存の傾向があるのが気になりますが、中道を正セッターにすると、今までのストレート攻撃が永遠と続くような二の舞なので、最低でも宮下くらいの身長のセッターの育成がどうしても必要。


幸い真鍋監督はセッター出身なので、セッターを育てるためにも、やはり真鍋監督が継続するのがいいでしょうね。


そして問題は、MBとOP。OPは迫田、江畑に9月からでもレセプションの特訓を開始してほしい。3年半後には普通にできるレベルにはなってほしい。


レセプションは、努力である程度のレベルまでは、何とかなる技術だと思います。だからこそ、この9月~2014年世界バレーの時期の2年間が本当に最重要期。その時期までに江畑、迫田でレセプションに入り、木村が逆にフリーで打てるような環境を作ってほしい。


最も問題なのは、MBですね。大友がおそらく不在になる中、井上はどうしても残ってもらい、コンディションを万全に戻すことに専念してもらう。


岩坂選手がスピードが遅いので、ブロードや細かいステップ、助走の入り方など、覚えてほしい。若手としては大竹とか、速攻を打てる練習をしていないだけに、どこまで打てるようになるのか?ジャンプ力があるだけに、大友のようなスピードさえ、身に付ければ、非常にいいプレーヤーに育つ可能性はある。


ジュニア・ユース世代に、高身長の全日本クラスの選手がいないことだけが非常に残念。どこか埋もれている素材をプレミア・チャレンジのチームが発掘してくれるといいと思いますね。