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【伯耆大山(ほうきだいせん)編】 其の三 『油断大敵』


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【剣ヶ峰】から【弥山】へ進みます。


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縦走は、絶えず尾根の切っ先を歩く感じでした。

高度感があり過ぎて、恐怖です。


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しかも、尾根筋はボロボロで崩れかけています。


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慎重に、歩を進めていきます。


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『落っこちないように…』

崩れる箇所がないか一歩一歩確かめながらの縦走です。


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足幅ぐらいの道幅の尾根筋。

右も左も崖。

こけたら、真っ逆さまです。

バランスとりも、超重要!


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崖の上のナントカ…。

落ちたら、命はないな…。


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でも、危険危険と知りつつも、

今回は何故か、あまり恐怖を感じません。

『何故!?』

逆に、ワクワクしています。


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冒険心を突き動かされるというか、何というか…

そんな感じです。


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ズンズン進んで行きます!


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縦走路から見える景色も雄大で、気持ちを高揚させてくれます。


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危険な縦走路も、気を緩めず一歩一歩慎重に越えていけば、

確実に前に進んでいきます。


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最終難関【ラクダの背】まで、

あと少しでしょうか…。


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11:07 【ラクダの背】着。

『な、何ココ!』

奈落が口を開けて待っています…。


『ヤッ、!ヤバイ~ヤバイ~!!』

見た感じ、結構急な斜面を降りていく感じです。

もちろん、手すりなんてものはありません。

ロープがありましたが、なんか細くて頼りなく、

すぐ切れちゃいそうだったので、使いませんでした。


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『こりゃ、ヤバ過ぎる…戻ろうかな…』

と、後ろを振り返ってはみたものの…。


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ここまで来たからには、やはり前に進もう!!

気合を入れ直します!!


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『うひゃぁ~』

信じるものは、自分自身。

手足を前にして、細心の注意を払って降りていきます。


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『ふぅ~』

何とか、無事越えました。

越えて、【ラクダの背】を見上げた所。

かなりの急斜面で、ボロボロの岩肌。

手や足を岩に掛ける時、注意が必要です。

下手すると、崩れて真っ逆さまってなります。


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緊張の【ラクダの背】を越えて、前に進みます。


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それにしても、天気がよくて、景色を見渡せます。

ボロボロの岩肌だけど、素晴らしい山容です。


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【弥山】まで、もう少し。

【ラクダの背】を越えると、あとは案外楽な道でした。

今までが凄さの連続だったので、そう感じてしまいます。


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でも、油断はしてはいけません。

緊張のあとの気の緩みが、一番事故に繋がりやすいのです。


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狭い狭い尾根筋。


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深い深い谷底…。


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稜線歩きも、あと少し。


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見えてきました、【弥山】です。


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今回は、危険な箇所はたくさんあったけど、

恐怖はあまり感じず、

楽しみながら歩くことができました。

やはり、【北アルプス】縦走で鍛えられたんでしょうね…。

経験は、人を大きく大きくしてくれます。


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振り返り、来た道を見ます。

少々、ガスってきました。

ガスる前に、縦走できてよかった!


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縦走禁止のロープを越えて、無事縦走完了!

写真に写っている今回の相棒【杖】は、山頂に置いてきました。

疲労軽減や、浮石を見付けてくれたりと、終始大活躍でした。

『感謝、感謝』


縦走禁止のロープ、危険さを物語っています。

やはり技術が必要で、誰でもが越えられる道ではありません。


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11:29 【弥山】着。

縦走時間にして1時間30分。

大変危険で、何度も死ぬんじゃないかと思いましたけれども、

普段見れない景色とワクワクするような道に出逢え、

実に楽しい縦走でした。


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【弥山】は登山客でいっぱい。

ここが、大山の最高峰です。

実は【剣ヶ峰】が最高峰ですけれども、

縦走禁止のため【弥山】が実質最高峰とされています。


当たり前ですけど、

ここから縦走する人は、見た限り誰もいませんでした。



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下山開始。

夏山登山道を下りて行きます。

爽やかな秋の風景ですね。


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続々と登山者が登ってきていました。


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12:02 【六合目避難小屋】着。


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元谷経由で下山します。


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急斜面の下山は、やはり爪先を痛めます。

『痛い…』

痛みと格闘しながら、下山します。


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12:50 【元谷】着。

大山、ガスで見えません。

ガスる前に、登っといて良かった!

今日は運がイイッ!


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見えてきました、【大神山神社奥宮】。


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13:19 【大神山神社奥宮】着。


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参堂を抜けて…。


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14:03 駐車場着。


お気に入りの山として、

僕の登山記に新たな1ページとして加えられました。


オススメ度:★★★★☆


おわり。


更新がかな~り遅いですが、

まだまだ、秋の登山記続きます。

お次は、『霧島山縦走』です。