いやぁ・・・・・・眠いなw
毎度の事ながら、気温の変化に身体がついて来ないアレな時期です。
そんな折、前々から斜め生えで面倒が予想されてた親不知が悪さをし始めたりなんかして、どうにも気疲れから逃れられない残念なあんびさんです。
とりあえず、親不知の方はなんとか峠越えたけども、ぼちぼち抜かないとダメっぽい。
ってかさ、斜めに生えるって何なん?
どこまでも生き物として不良品なんすかね。
そんなんばっかで腹立たしいこの身体・・・早く人間になりたい!!!(指三本)
そんな訳で、色々とサボりまくってますが、疲れちゃったんでこのペースで行きます。
こんな満身創痍になるとはな・・・ナメてたぜ、40代。
いや、予定ではとっくに死んでるはずだったからさ、ナメる以前の問題なんだけどw
とにかく・・・調子悪いのが変に続いてたりするんで、音弄りと書き物少々と、溜まりまくってる映画を観る事ぐらいしか最近はしてません。
録り溜めしてた 『ツイン・ピークス The Return』 もやっと観始めました・・・終わった頃になってw
今回、ドーナツ食うシーンが全然無くてさ・・・せっかく用意したのに要らなかったじゃんね。
それはさて置き、またいちいちレビューを書いてたりするんで、何年も前から溜まってるレビューを後回しにしつつ(ちゃんと書き上げろ)、最近のから消化してこうと思います。
それにしても眠い・・・頭痛い。
あ、そうそう、これまた毎度の事ながら、ネタバレ上等の映画レビューなのであしからず。

シャドウ・スナイパー
原題:La noche del raton
製作国:2014年 スペイン
監督:デヴィッド・R・ロサダ
評価: 1点 (10点満点)
ガソリンスタンドを舞台にしたワンシチュエーション・スリラー作品。
パッケージのイラストに騙されてイラッ!としてる人続出!w
翌日の午後に控えた仕事のミーティングに出席する為、サンドラは外出準備をしていた。
500キロも離れた場所でのミーティングという事で、同僚のホルヘの車で真夜中に出発するのだ。
うだつの上がらない彼氏の制止を断り、サンドラはホルヘの車へと乗り込んだ。
実は、サンドラはホルヘとも付き合っていた。
ホルヘはサンドラが彼氏となかなか別れない事を不満に思っていたが、二人の関係自体は上手く行っている。
それでも、コソコソと付き合う事に耐えかねていたホルヘは咎めるが、サンドラは誤魔化すばかり。
ガソリンスタンドへ立ち寄ろうと思っていたホルヘは、言い合いをしてる内にガソリンスタンドを通り過ぎてしまった。
その先で別のガソリンスタンドを見つけたホルヘは無事に給油を済ませ、会計の為に売店を兼ねた事務所内へ向かったが、店員が一向に現れない。
しばらく待っても誰も現れないのを良い事に、ホルヘが代金も置かずに事務所から出ようとした瞬間、どこからか飛んできた銃弾がホルヘの右腕を撃ち抜いた。
銃声は聞こえなかった。
だが、撃たれた腕からの出血が現実である事を知らしめる。
ホルヘは慌てて商品棚の陰に隠れ、まだ車内に居るサンドラに危険を伝えようと試みるが・・・。
という訳で、あまり書く事が無いんです、これw
だってねぇ、内容を要約しろって言ったら3分も掛からんで話せるんだよw
特筆すべき見所もないし、オススメポイントも無いの。
久々だわ、単純過ぎて逆にレビュー書くの難しいパターンw
え~・・・この手の作品ってのは結構あってですね、わりとベタなんですよ、話の大筋としては。
で、この作品で脅威となるのは謎のスナイパーなんだけど、スナイパーに限らず、何者かに狙われて一箇所から動けないみたいな・・・つまり、ワンシチュエーションで話が展開する作品ってのは昔から多いんです。
ワンシチュエーション、或いは、ソリッドシチュエーションなんて呼ばれる作品の特徴としては、舞台が極めて限られてるんで、セリフや演出に拘ってるものがほとんどです。
なんでって、そうじゃないと退屈なだけの冗長映画になっちゃうから。
うん、そんな事ぐらい映画の常識なんだよ・・・でも、この作品はそこを押さえてないんだよ・・・。

まず、この作品の本筋ってのは、主人公達の車がガソリンスタンドに着くところからなんですね。
そこからは最後までスタンド内のみ。
なのに、スタンドに着くまでで20分弱の尺使ってます。
「ははーん・・・こんだけ長いって事は伏線張ってんだなー?」 と思ったら大間違い・・・ただの無駄尺ですw
そもそも、オープニングでもサンドラが寝付けないでうだうだしてる様子が3分半もあってですね、それだって無駄なんですよ、サンドラなんか簡単に死んじゃうんだし。
それが終わってからの1分半ほどのオープニングロールもですね、内容とは無関係な背景にスタッフの名前を大映ししてるだけ。
なんかこう・・・途中で登場人物のカットを挟むとかすればまだマシなのに、そういうのも無しですよ。
その時点で嫌な予感はしました、ええ。
開始10分ほどで、ようやくホルヘとサンドラが合流するんですが、前述した様に、そこからの10分弱はスタンドに着くまで車内での会話劇です。
これがまたしょーもない・・・。
いや、それが伏線的な会話じゃなくても別に良いんですよ、二人の関係を説明する部分になったりね、どういった生活を送ってるのかとか、そういうのも物語には大事な情報だから。
でも、この作品の場合はほぼ無駄。
だって、サンドラすぐ死ぬし。(二回目w)
ってかさぁ・・・オープニングからして ''主役はサンドラ'' って雰囲気出しまくりなのに、ホルヘの方が主人公ってなんだよw
俺はビックリしたよ、まったくw
開始27分半でサンドラ死亡ですよ?
「え!? 今までのは何!? オープニングのあれは何よ!?」 ってなりますよ、そりゃあ。
でもね、なんだかんだ、伏線があったんだろうとずっと観続けてたけど・・・回収もへったくれもないんだ・・・。
で・・・そっからひたすらのホルヘターン。
そのホルヘがさ、またどうにもマヌケ野郎でさ・・・。
「こいつは底無しに頭悪いの!?」 ってぐらい篭城決め込むのさ、スタンドの建物内に。
普通どう考えたって外に出る事を優先するだろうに、ケータイの電池取りに必死になったり、電気チカチカさせてみたり、静かなピアノ曲を大してデカくない音で外に流してみたり・・・アホ過ぎる。
まぁ・・・どうなんすかね、サバイバル能力ってそんなに無いもんなんすかね、フツーの人達って。
俺は非常時だったらもっと色々発想するのが人間だと思うんだけど・・・そうじゃない奴の方が多いんですかね。
震災の時に寝不足の寝起きで頭フル回転した俺はなんだ・・・超人か?w
ともあれ、ダメ出しをしたらキリが無い作品でして・・・これを面白いと絶賛してるレビューも幾つか見かけたけども・・・死ねばいいよ、そんな奴らw
お前らこそ撃たれてしまえw

え~と・・・ホルヘが銃撃されて立て篭もった直後からなんだけど、消火器とかめちゃめちゃ映ってるんですよ。
「それ使えや・・・」 って俺はすぐ思っちゃってね。
敵がスナイパーって時点で、一番有効なのは煙幕じゃないですか。
消火器撒いたら一発じゃないですか。
いや、別に消火器じゃなくてもいいんだよ、火もあれば燃料みたいなのも沢山店内にあるんだし。
火災報知器を作動させるだけでも消防に通報が行くかも知れないし、何にしたって目くらましの煙を充満させる事は出来る訳ですよ、簡単に。
出入り口は一つだから、そこだけリスキーではあるけど、どのタイミングで出るかは敵も知り様がないし、かなりの煙幕なら出入り口すら見えなくなるからね。
そんぐらいの発想も出来ない奴なんか、撃たれちゃえばいいよw(投げやり)
ってか、時間的にほぼほぼ朝なんだから、二時間も粘れば明るくなって通勤とか始まるじゃんね。
さて、ホルヘが立て篭もってからもやたら冗長な展開で、何度か他の登場人物も現れたりするんだけど、そのタイミングで逃げるでもないホルヘのアホはですねw、最終的にスナイパーが建物内に入って来たら火を着けてやろうと目論むんですが・・・そこで映画は終わりですw
何一つ解決せず!!!w
あちこちのレビューを見ても皆さん寛容でして、スナイパーの謎然り、冗長な展開然り、その辺りはみんな許すと言ってるんです。
・・・が、やっぱりオチに関してはみんなブーイング。
そりゃそうだよ、投げっぱなし過ぎだもんw
「最終的には何か示せ」 というのが、観た人のほとんどの意見です。
俺もそう思います・・・全部が無意味じゃ、何観せられたんだか解りゃしない。
簡単な事なんだよ、エンドロールの後でも良いから、数秒のカットを挿し込めば良いの。
ホルヘが生きてたのかどうかとか、スタンドが燃えてどうのとか、スナイパーがホルヘを撃つ手のアップだとか・・・とにかく何かしらの答えを示さないとですね、中途半端な物語が余計に中途半端なままなの。
なんなら、サンドラの夢オチでも良いよw
クイズ出されて答えたのに、正解とも不正解とも教えてくれない的なね、そういうのはダメですw

ちなみに、スナイパーの正体がサンドラの彼氏?旦那?だとしても移動の問題で無理があるし、序盤で追い抜く車の男だとしても無理があるんで、どう考えてもあれは第三者なんですよ。
スタンドの店員は事前に殺されて、わざわざ冷蔵庫の上に乗せられてたんだしね。
それなりに時間的余裕が無きゃ、あれは出来ない。
そもそも、二人が舞台のスタンドに入った事すらたまたまで、ホルヘは最初に通り過ぎちゃったスタンドに入ろうとしてた訳だしね。
それだけに、序盤の20分は何だったんだ感がアレで・・・。
でも、恐らくサンドラの彼氏が犯人って匂わせたかったんだと思うんだよ、余りにも下手クソ過ぎて整合性が取れなくなっちゃってるけど。
とにかく、この作品は久々に脱力致しました。
ちゃんと編集したら30分程度で収まるぞ、きっと。
この作品、10月24日まで GYAO! にて無料公開中です。