え~、タイトル通りです。
このところの寝不足続きで、機嫌も体調も宜しくない苛立ち半分の記事です。
腹減ってるから尚更だな、うん。
愛知県で屋根の上に逃亡して何時間も粘ったバカが居ましたね。
当初は人質って伝えられてた女もただのクソバカだったというオチで、単にバカがバカ連れて長々とバカやってただけのバカな事件でした。
が、どうもメディアの伝え方ってのが薄っぺら過ぎるというか、気に入らんのですよ、その事件ばっかりじゃないんだけど。
まず、あの女がいわゆる人質と違うのは明らかだった訳ですよね。
そもそも同居人の上、屋根上の様子からも逃げようとかって素振りすらない。
それでも逮捕後の速報では 『人質の女性は無事保護』 って出すアホさ。
余計な事はへっちゃらでロクに確認も取らず報道するクセに、その程度の事も解らないのか?と。
もし 「未確認の事は伝えられないので」 とか言うんだったら、他の事についても未確認のもんは一切報道するなと言いたい。
ホントに余計な事だけは平然と伝えるだけに、そのデタラメさが腹立つ。
あと、逮捕直前の屋根上の攻防ね。
あれでSITが閃光弾を撃ったって伝えてる番組が多かったけど、正確にはあれは閃光弾じゃありません。
つーか、画面見てどこに閃光があったんだと。
ほぼ煙だったでしょ。
あれは確かにスタングレネードの一種だろうけど、爆音による効果やら催涙効果が目的のものだと思うから閃光弾って呼び方は全く当て嵌まらない。
自衛隊とか警察では俗称として呼んでるかも知れんけど、メディアがそれをそのまま使うのはどうなんだと。
光らない閃光弾なんてもんはただの不発弾ですよ。
ってかね、あの場面で解るのは、警察側は犯人を下に落とそうとしてたって事なんですよ。
というのも、あの足場の悪い屋根上では捕まえる側のデメリットばっかりなんです。
歩き辛い、捕まえ辛いってのは勿論、それ故に油断して転びでもすれば、犯人からの攻撃を受けるリスクも高くなる。
確保するにしても傾斜がキツいだけに包囲が難しい・・・つまり、下手したら逃げられるリスクもそれだけ高くなる。
人質では無いにしろ、あのツレの女が死傷する事も警察は避けたい訳だから、尚更にリスクは下げたいと考える訳ですよ。
となれば、一番妥当なのは、犯人を屋根から転落させ、下のマットに落ちたところを一斉包囲して確保するのが最良の方法。
だから、SITはスタングレネードの連続攻撃をまずした訳で、それで思ったほどの効果が見られなかったんで、少し遅れて突入部隊を屋根に上げた・・・と。
通常の突入ならあんなに遅いタイミングはないからね。
んで、突入部隊は何したかってーと、さすまたで犯人を小突いてた訳ですよ。
あれだけの人数居れば一斉包囲で確保も可能だったろうし、全員のさすまた攻撃で制圧するのも簡単だったはずなんです。
でもすぐにそうしなかった理由は、出来れば屋根から転落させる作戦で確保したかったから・・・という事。
だって、あの屋根で確保したって降ろすの大変な訳ですよ。
ゴンドラ車みたいなのは出してたっぽいけど、狭いから昏倒でもさせとかない限りは危ない訳だ。
じゃあ絞め落として運んじゃうか~・・・って訳にもいかないしね、カメラで押さえられてるもんだから。
結局、屋根から落ちてくれたら楽だよね~と考えるのが当然な訳で、そうさせるべく動くのも当然って事。
まぁ、大して長い映像を見た訳じゃなくても、これぐらいの事は簡単に推察出来る訳だから、本来ならメディアはそういった見方を伝えるべきだろと。
つーか、ああいうバカは隣のビルからエアガン連射でもして遊んでやりゃいいんだよ。
もう一つ、デカい事件としてボストンマラソンの爆破テロがありましたな。
ゴール直前付近の歩道側で爆発、続いて少し離れた歩道でもう一度爆発。
アメリカ国内では911以来の爆破テロって事で、全米で警戒レベルがまた引き上げられたとか。
これまたメディアの伝え方が薄っぺらくて、頭悪いな~としか思えないね。
国際マラソンの場で爆発がありました、これはテロですね・・・って当たり前の事を伝えるのがメディアなんですか?
そんなもんは見りゃ解るってのね。
爆弾は圧力鍋に入れられていた時限式のもの・・・という報道が出てるけども、それは警察発表とかをそのまま伝えてるだけの事。
そこから何が解るか、推察されるか・・・という部分にはロクに踏み込んでない。
各局、専門家と呼ばれる連中にコメントさせてるけど、軍事ジャーナリストとかって大雑把な肩書きの奴とか連れてきちゃって、なんだか6割ぐらい的外れなコメントさせてたりすんのはどうなんだろう。
「元軍人だったら爆弾詳しいだろう」 とか、「軍事ジャーナリストは詳しいはず」 みたいな安直過ぎるバカ発想はやめた方がいいよ、うん。
爆弾とかって特殊技能の類だから、ちゃんと知識持った人なんてのは少数派ですよ。
むしろ、物理の専門家とか呼んだ方がよっぽど根拠のある話するでしょ・・・と。
爆発の映像を見た限りでも解るのは、爆破テロにしてはかなり小規模だって事。
ゴール前の一発だけならともかく、離れた位置でのもう一発があった事からすると、爆発物が少量しか無かったと考えるのは違う訳ですよね。
そして、爆破の目的が無差別の大量殺害とかでは無かった事も解る。
もし、より多くの犠牲者を出させる事が目的だとしたら、仕掛けた場所についても爆破の規模についても矛盾が出る。
小分けに二発にするんじゃなく、一まとめにした一発の爆弾だったとしたら、犠牲者は確実にもっと増えてたはず。
それに、もっと効果的な仕掛け場所は確実にあったはず。
つまり、爆破した目的は大量殺戮には無く、それ以外のものだったと考えた方が筋が通る。
爆弾に鉛球や釘が入っていたのは明らかに対人兵器としての殺傷能力を高める為だけども、それなら圧力鍋なんか使わない方が効果的だったはず。
鍋の構造上、爆破時にはまず蓋部分が上方向に弾け飛び、鍋と蓋の隙間から鍋上部にあった鉛球や釘が噴出する。
勿論、底部の釘等も鍋の破裂によって拡散する訳だけど、構造上は必然的に拡散の効率性が下がる訳だ。
実際、現地の治療に当たった医師らによると、被害者の多くは下半身に被害を受けていたという事だから、これは鉛球や釘が極めて低い位置で拡散した事を裏付けている事になる。
大量殺戮を目的とするならば、これもまた矛盾している訳だ。
確かに殺傷能力自体は高まったんだろうし、下半身であっても急所はあるけども、殺戮を目的とした武器として爆弾を作るんであれば、当然、身体の上半身を中心に被害が出る工夫をするはず。
頭部や心臓、多くの内臓が集中する上半身ではなく下半身を狙ったとするならば、これは明らかに殺戮よりも大量の負傷者を出させる事を目的としていたものだろう。
ちなみに、あの規模の爆弾製造はそれなりの知識や技術がなければ出来ないだろうから、被害結果は偶然ではなく必然だと考えるのが妥当なはず。
そう考えると、爆破自体が小規模だった事も、爆薬を二つに分けて配置した事も、仕掛けたのがあの二箇所だった事も辻褄が合う。
大勢の人々をパニックに陥らせ、テロとしてインパクトのあるものにする・・・というのが今回の爆破テロの目的だったんじゃないかな~と俺は見てます。
まぁ、今後の捜査によって情報が出て来れば見方も変わるかも知れないけども、現状でメディアが伝えてる限りの情報と映像からはそうとしか思えない。
まぁ、少なくとも国際テロ組織みたいな絡みじゃないと思うけども、あれがデモンストレーションとしてのテロだったらと考えると、それはちょっと怖いよね。
とまぁ、全く素人の俺ですらこの程度の推察は出来る訳だ。
メディアもこれぐらいの事は言えなきゃおかしいんだよ、大衆より情報持ってんだから。
最低でも 「筋からするとこうだ」 ぐらいの事は踏み込んで言うべき。
流れてきた情報をそのまま出して 「情報を正確にお伝えしてます」 とか言うのはガキでも出来る。
第一、そんなもんを伝えるだけならニュース番組とか必要無いんですよ、ネットあるんだし。
人を使って情報を伝える意味ってのを考えないとね。