テレビ映画『スケバン刑事』第1話 主演 斉藤由貴 | レイモン大和屋の <シネ!ブラボー>

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テレビ映画『スケバン刑事』(フジテレビ・東映)

 

第1話『謎の転校少女サキ』1985年 4月11日放送

監督・坂本太郎 原作・和田慎二『花とゆめCOMIC』白泉社

脚本・杉村のぼる 土屋斗紀雄 撮影・池田健策

音楽・新田一郎 主題歌『白い炎』作詞・森雪之丞 

   作曲・玉置浩二 歌・斉藤由貴

 

出演 斉藤由貴 中康次 大島明美 大川陽子 神田隆

   近藤宏 清水まゆみ ナレーター・川島千代子 ほか。

 

聖アンナ女子学園に麻宮(あさみや)サキ(斉藤由貴)が奨励生として転校してきた。サキは頭のいい奨励生が気に入らないデキの悪い不良グループの洗礼を受ける。サキの母ナツ(清水まゆみ)は夫殺害の容疑で逮捕され、死刑判決を受け勾留中だったが、ある条件と引き換えに母の死刑執行を取りやめるという。

それは<暗闇機関>というある組織のボス、<暗闇指令>からの指令だった。聖アンナ女子学園では3年生の奨励生中村ミチコが校内で謎の転落死をするなど黒い噂があり真相解明のため母の死刑中止と引き換えにサキが送り込まれたのだった。奨励生のクラスメート山崎弘子(大川明美)から中村ミチコが残した言葉を手掛かりにして真相をつかんだサキは聖アンナ女子学園の理事長・野々宮(神田隆)とその部下(近藤宏)のいる理事長室に乗り込む。

「何だお前は」

「2年4組麻宮サキ。またの名をスケバン刑事(デカ)」

サキ、超合金で出来たヨーヨーのフタを開いて見せる

「あ、桜の代紋」

「スケバンまで張ったこの麻宮サキが何の因果か落ちぶれて、今じゃマッポの手先。笑いたければ笑うがいいさ、だがな、てめえらみてえに金のためなら不正入学や替え玉受験もいとわねえなんて、そこまで魂は薄汚れてちゃあいねえんだよ」

サキ、不正工作のファイルが入った理事長のブロンズ像をヨーヨーで破壊し、中のファイルを手に取る

「たかが小娘一人だ取り返せ!」

「なめんじゃねえ~」

オロオロして逃げ回る理事長と部下。

サキのヨーヨーがうなりをあげて飛び出し二人の男の手首をチェーンでグルグル巻きにする。

警察のパトカーが聖アンナ女子学園の庭を埋め尽くす。

一人校門を去って行くサキ。つづく のタイトル。

 

斉藤由貴のあと、南野陽子、浅香唯、大西結花、中村由真らに主演が引き継がれた人気シリーズ。斉藤由貴のセリフ棒読みの素人っぽい演技、可愛い顔とセリフのギャップがたまらない。

エンディングに流れる玉置浩二作曲の主題歌も魅力。

麻宮サキの正義のヨーヨーが悪を断つ

 

「​​​​​​てめえら、許せねえ!」

★★★★(70~79点)