『八月の濡れた砂』(石川セリ)聴きくらべ | レイモン大和屋の <シネ!ブラボー>

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映画感想、読書感想を備忘録として書いてます。
三浦しをん氏のエッセイを愛読しています。
記憶に残る映画と1本でも多く出会えることを願っています。

『八月の濡れた砂』(吉岡オサム作詞・むつひろし作曲)は、

1971年8月25日に公開された日活映画『八月の濡れた砂』(藤田敏八監督)のエンディング曲として使用され(併映『不良少女魔子』(蔵原惟二監督・夏純子主演)今や名曲として色々な方々にカバーされていますが、今回は石川セリさんによるオリジナルバージョンと実力派の歌手石川さゆり、北原ミレイ、門倉有希、森山愛子さんほか、いろいろな方々のカバーバージョンで聴きくらべてみました。映画のほうは封切り当初はほとんど話題になりませんでしたが、TBSラジオの深夜番組「パックインミュージック」のパーソナリティー・林美雄さん(通称ミドリぶたさん)によって徐々に巷に浸透し、2番館公開になった辺りから注目されるようになったようで、自分が最初に観たのも池袋にあった池袋日勝だったように記憶しています。翌年のキネマ旬報ベストテンで第10位に選出されたのも話題になりました。どちらかと言えば、理屈ではなく感性で観るような作品なので、分かる人には分かるという類の作品でしょうか。最後に『不良少女魔子』の予告篇と藤田パキさん予告篇集、”藤田敏八マイベストテン”を。

1位「帰らざる日々」 

2位「八月の濡れた砂」 

3位「十八歳、海へ」 

4位「非行少年・若者の砦」 

5位「八月はエロスの匂い」 

6位「野良猫ロック・ワイルドジャンボ」 

7位「非行少年・陽の出の叫び」 

8位「スローなブギにしてくれ」 

9位「野良猫ロック・暴走集団71」 

10位「バージンブルース」