s46/6 三斎と熊本の茶道 (茶道雑誌編集部記事より) | wabicyaのブログ

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極侘数寄を目指しています。

侘数寄は心強く大胆にあらねば、道具万ず不如意なる程に、世に有る人と交われば、心劣りせられて肩身つまりて、自ずから茶湯にうとむもの也といいて、ただ胸の覚悟第一ならん(長闇堂記)

編集部による九州茶道の総括が良く纏められている。


「熊本の茶道で特筆すべきは利休流の真の姿を伝えるものとされている肥後古流の存在で他の地方では、見ることのできないものである」


「この古流は、円乗坊宗円の女婿古市宗庵から始まっているとのことで、言うまでもなく円乗坊は本能寺の僧で利休の女婿となった人物」


「利休は円乗坊にのみ、極真の秘伝を伝えた」


「宗旦は、その秘伝を授かるべく円乗坊に乞い、利休の秘伝が千家に戻ったと言う」


「その時の宗旦が出した礼状が今も古市家に伝来しているそうである」


追加:私見補足)「肥後古流 濃茶点前 炉」をYouTube



で拝見しましたが、個人的には表に比べてかなり手数が多い気がしました。最小限の自然な動きと言う表流に慣れていると。。。果たしてこれが利休の点前だったのか。。。