こんばんは。
今日は日向を歩いていると夏の日差しが戻ってきたような…そんな暑さ。
でも、日陰にいると風が心地よくて。
一駅分歩いてみようかな、と歩き始めたら気持ちがよくて。
気がつけば10キロ以上歩いていました
そんな中、ふと立ち寄った先で見つけたこちら。
お七の井戸。
歌舞伎が好きな方なら、「あ、あの演目ね。」なーんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが。
はい、それです。
で、このお七の名前、最近どこかで見かけたなぁ。
と思っていたら。
ここでした。
秀山祭の演目の一つにも出ていた鈴ヶ森。
2019年に見た『御存 鈴ヶ森』がすごく印象に残っていて。
先日、ふらっと立ち寄ってみたんですよね。
吉右衛門さんと菊五郎さん。
お二人が本当にかっこよくて、素敵すぎて。
今でも舞台でのお二人の姿がはっきりと記憶に残っています。
特にね、当時の(下記の)ブログでも書いているんですが。
https://ameblo.jp/ziz23mika20/entry-12456496174.html
駕籠が開いた時の吉右衛門さんが、本当にかっこよくて。
ひゃー!かっこいい!
と、心の声が思わず口に出てしまったことを覚えています
そんな記憶と共にふらりと行ってみた鈴ヶ森。
ここで、「八百屋お七」の名前を目にしていたんですよね。
で。
確か、このお七。
何年か前に見たなぁ。
確か…火の見櫓に登った七之助さんがすっごく美しかったはず…。
と、調べてみたら。
これこれ、こちら。
平成31年の初春大歌舞伎でした
昼の部の『吉田屋』の幸四郎さん、秀太郎さん。『一条大蔵譚』の白鸚さんの印象も強く残っているんですが…(それはおいといてw)
この『松竹梅湯島掛額』。
前半も印象的で、すごく面白かったんですよね
筋書きを見てみたら「眼鏡を取り出しあのCMのパロディ」とか「チコちゃん、USA、ソルマック」とかとかw
「台本のようでアドリブのようで…必ずまた見たい」
等々メモ書きされていて。
「あぁ、そうだっなぁ。」と思い出しながら笑ってしまいましたw
ちなみに、このお話に出てくる紅屋長兵衛。(通称:紅長)
『歌舞伎ハンドブック』によると…。
「お七吉三物に登場する、弁長という坊主のパロディー。」だそうで。
「長兵衛は初代吉右衛門の当たり役。ツケ打ちや客席から舞台へ闖入する客、それを追う案内嬢、幕引きにまで、お土砂(加持祈祷した砂で、硬直化したしたいにかけると柔らかくなり、墓所にかけると故人の罪障が消滅するというもの)をかけてグニャグニャにして長兵衛自身が幕を引くという演出が現在も伝わっている。」
とのこと。
筋書きにも
「紅長は三枚目の道化役ですが、大正十五年二月、本郷座で初世中村吉右衛門が演じて好評を博してからは、大立者の役になりました。」
とあります。
吉右衛門さんも何度か演じられていたこのお役。
平成21年の9月に私も見ていたはず…。
と、なんだか色々思い出し吉右衛門さんに思いを馳せた9月最後の夜、なのでした。
10月5日。
衛生劇場で先程お話した平成31年の『御存 鈴ヶ森』が放送されるみたいですね。
ではではでは。
長文、失礼しました💦