新聞の凋落が止まらない。 日本新聞協会が発表した2021年10月時点の「新聞の発行部数と世帯数の推移」によると、朝夕刊セットで1部と数えた発行部数は3302万7135部と、1年前に比べて206万部、率にして5.9%減少した。日本での新聞発行部数のピークは5376万5000部を記録した1997年で、2005年に5300万部を割り込んで以降、17年連続で減少が続いている。-現代ビジネス

 

最近、新聞の凋落の記事が散見される。以前も「朝日新聞、値上げするってよ。」で新聞の凋落について記事を書いたが、この減少率が続くのであれば、地方新聞はもう10年ももたないだろう。2年で産経・毎日の2紙が吹き飛ぶぐらいの減少数だからである。だいたい新聞は紙資源の無駄遣いである。環境保護活動家は、新聞社を糾弾したらどうだろうか(特に押し紙について)。ちょうど高橋洋一氏(東大数学科及び経済学部卒・元財務官僚)もマスコミのオワコンぶりについて直近で動画を出しているが、非常に的確である。

マスコミは要は中抜き業種であり、ネットの発達で専門家が直接に情報発信するようになればマスコミは不要である。これは金融業界にもいえ、地銀や証券会社はこれから相当厳しい。いまだに地銀やら証券が就職で人気だが、この業界に飛び込むのは、先見の明があればわかるが、酔狂である。

 

新聞もデジタル化を推進しているが、ネットニュースが無料で読めるのに、わざわざ月額4000円以上を払って新聞を読むメリットは薄い。だいたい米国では新聞は10ドル(1100円程度)がザラだから、日本の新聞は法外な値段である。だいたい新聞記者も専門性がないので情報を右から左に流すだけで介在する意味がない。情報の質が高いわけではないことは、朝日新聞の慰安婦捏造報道などで明らかであろう。モリカケ報道も非論理的で扇動的なだけで意味が分からなかった。

 

さらに日本だとテレビを購入するとNHKがみかじめ料を請求してくるが、ネットであればAbema でニュースは無料でみれるし、Hulu(月額1,026円(税込)だと、日テレのニュースに加えて膨大な映画・ドラマ、さらにはBBC・CNNも観れる。テレビを購入してNHKの代金を払うより、Huluを契約したほうがコスパは良い。日本のマスゴミは、はっきり言って消費者がネットに弱い&海外事情に疎いことを理由に、暴利をむさぼり過ぎである。

 

地上波もこれからどんどん衰退するだろう。テレビチューナー不要のスマートテレビをドンキが販売して話題になったが、地上波が入らなければNHKを払う必要もない。NHKに払うコストで、Hulu・アマゾンプレミアム・ネトフリなどを契約したほうが経済合理的である。他のメーカーも追従してスマートテレビが普及する可能性も高い。順調にいけば2030年頃にはマスゴミ業界もかなり様変わりしていそうである。いまから楽しみだ。

 

2004~2014年にかけて発表されていた漫画「神の雫」だが、ちょうど最近、ワインにはまっていることもあって読み始めたのだが、想像以上に面白い。1500万部を突破し、さらにフランスや韓国などでも人気な漫画だそうだ。44巻の長寿漫画で、さらに続編の「マリアージュ 〜神の雫 最終章〜」(全26巻)もあるから、合計70巻もある。発表されていたのが私の中高~大学院生のときだったので、特に当時はワインなんて興味がなくて読もうと思わなかったが、今更ながら読み始めてはまってしまった。冊数も多いので漫画喫茶へ行っているが、いま23巻目を読了したところで、読破には来月いっぱいぐらいはかかりそうだ。

 

ストーリーは、世界的でも指折りのワイン評論家の神咲豊多香がこの世を去り、時価20億円を超えるワインコレクションが遺された。その頂点に立つ最上の一本こそが「神の雫」である。彼が選んだ12本のワイン「使徒」と「神の雫」の銘柄、および生産年を言い当てた者に、遺贈するとの遺言が残されており、この勝負に息子・雫と、養子で天才若手評論家として名高い遠峰一青が挑むというストーリー。ワインの推理などがそれぞれのワインの特徴と絡められて描かれていて、本当に天才的に面白い。おまけに読みながらワインの基礎教養も学べるので本当に素晴らしい一冊。

 

何が凄いってこの作者である。膨大なワインの知識とストーリー展開を絡めていく様はまさに天才。原作者「亜樹直」は、樹林ゆう子と樹林伸の姉弟の共同ペンネーム。樹林伸のほうは武蔵高卒・早大政経卒だから相当頭が良いのだろうと思われる。樹林伸は様々なペンネームを使用しているが「金田一少年の事件簿」、「クニミツの政」などの原作者のようでもある。「金田一少年の事件簿」でも、ワイン・ミュージカルなどを絡めた事件があり、樹林伸の多彩な趣味と膨大な知識がいかんなく発揮されているのだろう。

 

それにしてもワインからイマジネーションを膨らめて一種のストーリーを展開する能力は凄まじいものがある。ここらへんの味覚からストーリーを広げる能力は「共感覚」であろう。共感覚とはある1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象をいい、ピアノの音色を聴いて色彩を連想する人もいれば(リスト、コルサコフ、メシアン等多数)、数字を聴いて図形・風景を連想するような人もいる(ダニエル・タメット)。これはある刺激を感じる脳の部位が、そのほかの部位に近いために、一緒に脳が反応するために起きる現象だという。

 

ただ本作のワインから広がるイマジネーションは、本来のワインからは遊離した作者の文学的な比喩に飛躍し過ぎている感もあるが、ワインの奥深さを描写するにはこれぐらいのイマジネーションの補足があってもいいのだろう。ただ遠峰一青がワインの銘柄やビンテージも易々と当てるのだが、これは漫画の設定に過ぎず、現実的には無理がある。「ワインに詳しい=ブラインドテイスティングで銘柄・ビンテージを当てる曲芸ができる」という誤解が拡散される恐れがある。ワインをテイスティングして、ワインの特徴を抽出することはある程度訓練すれば可能だが、逆にワインの特徴から特定の銘柄・ビンテージを当てるのは不可能に近い。これはワインのテイスティングとは「ハッシュ関数」のようなものだからだ。ワインの味・香り(出力値)から要約される要素は特定可能だが、ワインの銘柄・ヴィンテージは膨大なので、それらの要素から入力値を割り出すことは困難なのだ。人で言えば、あなたの知り合いを「年齢・身長・体重・性格」などの要素で描写できても、それらの描写から誰かを言い当てることは難しいだろう(まして知らない人を言い当てることは不可能である)。重要なのは前者の描写能力であって、後者の復元能力ではない。

 

漫画は導入的には素晴らしいし、文学的な価値もあるが、あくまでフィクション(作り話)である点は差し引く必要がある。イマジネーションの産物なのだ。ただやはり漫画としてみると抜群に面白いので、オススメしたい一冊だ。

たまたま本日買い物をしていて消耗品の買い物のためにユニクロに寄ったのだが、新年セールをやっていた。そしたら一時期は即日完売していた、ジル・サンダーとのコラボ商品ユニクロ「+J」のラインが大幅値下げされていた。

 

ちなみに、ジル・サンダーは自己の名前を冠するブランドを持っていたが、プラダに買収され、プラダとの折り合いが悪く自己のブランドから追放された人物である。だからファッションブランドのジル・サンダーもあるが、それにはデザイナーのジル・サンダーはもはや関係していない。シンプルなデザインながら高品質で繊細な服飾が特徴である。そんなユニクロとのコラボが「+J」シリーズといって、一時期は大人気だったが、その最終コラボが去年11月に発売されたのだが、売れ残りまくっているらしく、投げ売りされている。

 

私もオーバーサイズパーカーを普段着用に1万7900円(税込)で購入していたのだが、サイズやカラーによっては今だと5990円で(税込)で投げ売りされている。ほぼ7割引。ウールオーバーサイズダッフルコートは、定価2万9990円が9,990円。こちらも2万円引き(7割引き)。発売2か月も経たないうちにこの値下げは、さすがに定価で購入した消費者は納得するのだろうか?笑。

 

正直、11月に発売当初に見に行って、「物凄い売れ残るだろうな」とは思っていたが、まさか7割引きまでされるとは予想以上だった。素材にこだわるデザイナーなので今回のコラボはカシミヤ100%の商品もあったが、ペラッペラ笑。カシミヤの比率を下げていいからもうちょっと厚めのほうが良かったのでは。おまけにせっかくの高品質素材もユニクロみたいな店舗だと、いろんな人が触るので棚の上でグッチャグチャ笑。「カシミヤとはいえ、こんなグチャグチャになった服に1万円以上だす人いるの?」って思っていたが、案の定、売れ残りまくっているようだ。ユニクロらしからず縫製も雑にみえるし、いろんな人に触られて皺もよってるし、こんなの買う人いないよ笑。

 

ウールオーバーサイズダッフルコートにいたっては定価2万9990円だったが、もう少し出せば、ポールスミスとかの有名ブランドのセール品に手が届く。ユニクロで3万円の価格設定は明らかにミス。ファッションのユーチューバーのMBさんの動画でも、やはり素材などのこだわりは理解するが高過ぎると指摘している。

さらに最近の流行りのオーバーサイズの製品で攻めているが、ユニクロに来る層は、そこまで流行を追い求めておらず、オーソドックスなアイテムを求めているので、オーバーサイズの設定もミス。普段はMサイズの私がオーバーサイズパーカーのSサイズを購入したが、Sサイズでもちょい大きめ。ストリート系でブカっと着るのがお洒落らしいが、大半のお客さんはユニクロにそんなの求めてません笑。

 

「+J」は伝説的なコラボではあったし、値段を度外視すれば最終コラボも良い商品だったとは思うが、商業的にはこの最終コラボは失敗だったといえる。明らかにマーケティングミスだろう。思わず記事せずにはいられなかった。

 

 

年末年始の時間を使って森本あんり氏の「不寛容論」を読了。日本人は宗教的に寛容だと思い込んでいるが、アンケート調査では意外な事実が示される。「現代日本の宗教事情(国内編I)」(2018年)によると、「他宗教の信者を信頼する」人の割合、「他宗教の信者も道徳的」と考える人の割合、「他宗教の信者と隣人になりたくない」と答える人、「移民や外国人労働者と隣人になりたくない」などの回答結果では日本はとても宗教的に寛容とは言い難いという。日本は多神教だから寛容だと考える人は、一神教は偏狭であるという不寛容な認識が前提にある。日本は島国であり不寛容になる場面が少ないから、自己を寛容だと考えるが、いざ日本人が海外で他の宗教に寛容でいられるかというと大きな疑問符がつく。

 

個人的な体験としても日本人は不寛容ではなく、無寛容のほうがしっくりくる。日本だと公的な議論は盛り上がらずに、水面下の人間関係などで決着がつく場合が多い。公には意見を述べずに対立を避けるので、そもそも寛容になるべき場面が少ない。意見を違える人はムラというコミュニティから排斥されるだけであり、日本人は自己と「阿吽の呼吸」が成立する不寛容なコミュニティを構築して安住するが(つまり、異質を徹底的に排除し内部は同質な社会を構築するが)、果たしてそれは寛容なのだろうか?

 

それにしても本書の「寛容のパラドックス」は興味深い。「寛容は、不寛容によってのみ成り立っている」という。つまり、嫌いな人や事象がある場合や自己を嫌ったり排斥してくる集団がいる場合に(不寛容が存在する場合に)、それを許容することが”寛容”なのである。寛容であるには、まず誰かを嫌ったりするか、誰かから嫌われる必要があるのだ。不寛容を乗り越えるのが寛容であるから、つまり、不寛容なくして寛容はないのだ。

 

本書ではパラドックスをはらむ「寛容」なる概念を、中世から啓蒙時代を振り返り、そして、米国のロジャー・ウィリアムズを軸に展開しているが、その結論というのは、どのような意見の相手であっても「礼節」をもって接するということである。意外とあっさりとした結論であるが、彼がアメリカという新天地にあって、様々な葛藤を経てたどり着いた極地であり、その過程の描写を読むとかなり説得力をもって聴こえる。

 

現代では自己と意見を違える人を意地汚く罵る場面をSNSでも見かけるが、あまりにも不寛容である。寛容とは状態ではなく、動作・運動・作為である。寛容であらんとするためには、どんなに不愉快な人であっても最低限の「礼節」で接する必要がある。SNSでも政界でも、相手をひたすらに攻撃し、相手の人格ごと否定したりする人も散見されるが、そのような言論傾向にあって、本作の指摘する「不寛容論」は、深い示唆を与えてくれる。

2022年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2022年の初詣は赤坂の日枝神社に行ってきました。江戸城の裏鬼門に位置し、江戸城の鎮守でした。ちなみに、江戸城(現在の皇居)からみて、裏鬼門にはさらに増上寺があります。肝心の鬼門の方角には神田神社・寛永寺・浅草寺を配することで「鬼門封じ」を行っているそうです。これらの寺・神社の直線状に江戸城本丸が来るようになっています。平安京でも同じような配置になっていますが、徳川家のブレーンだった天台宗・天海の都市計画のようです。

 

上野には不忍池がありますが、あれを琵琶湖を模し、寛永寺は「東の比叡山」の位置づけになっていたりします。さらに上野には徳川家康を祀る東照宮、増上寺の隣には芝東照宮がありますが、徳川家康を祀って鬼門と裏鬼門を守っているわけです。日枝神社は、東京を鎮護し、立地的にも政財界からの崇敬が熱い神社だそうです。もともと官幣大社の社格で、東京十社の1つです。

 

ちなみに、日枝神社は狛犬ではなく猿の置物が置いてあるのですが(写真撮り忘れました)、「魔が去る」という意味合いもあります。また、方角を十二支で表した場合、鬼門は「丑寅」で、その逆が「未・申」だったりします。「未」でもいいじゃんという話はありますが、五行の考えだと、未は「丑寅」に勝てないので、「丑寅」に勝てる「申」が尊ばれたそうです。京都御所の鬼門の方角はへっこみがあるのですが、「猿が辻」といいますが、そういう風水的な考えが反映されていたりします。

 

日枝神社には脇に稲荷参道があるんですが、初めて通りました。

京都の伏見稲荷の長大な鳥居を思い出しますが、こちらの稲荷参道は数十メートルしかないです。

赤坂の一等地にあるのですが緑豊かだし、異世界に続く感じが不思議な感じです。

 
そして一気に俗世に戻りますが、ランチは叙々苑でした。やはり叙々苑は旨いですね笑。
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記事が初詣とランチの記録になってしまいましたが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

なお、個人的な今年の目標はこちら(順次変動の可能性有)。

・英検1級に最終合格(一次は突破済み)

・知財管理技能士2級、コンプライアンス検定上級などの資格の取得

・映画は従来からのトータルで1280本は超えたい

・ピアノは2曲ぐらい新曲にチャレンジしたい

今年もほどほどに頑張っていきたいです。